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恋するたなだ君 (小学館文庫 ふ 10-3)

恋するたなだ君 (小学館文庫 ふ 10-3)

恋するたなだ君 (小学館文庫 ふ 10-3)

作家
藤谷治
出版社
小学館
発売日
2008-08-06
ISBN
9784094082968
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恋するたなだ君 (小学館文庫 ふ 10-3) / 感想・レビュー

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Tsumugi.G

ぶっ飛びすぎてどこから突っ込んでいいのかわからない、しっちゃかめっちゃかマジキチファンタジー。全体的に、セリフや説明がとにかくとにかく長くて読みにくいんだけど、その読みにくさがかえってこの世界や状況の混沌さを表しているようにも感じられた。タナダくんは素直だから、こその気づきがたくさんあってすごい。恋は人を狂わせる。彼は平凡でつまらないと自称していたけど、彼も十分面白いやつだよ、最初の2頁でもう夢中だったし笑いが止まらなかったもん。真黒の執念深さが度を越えてて気持ち悪かった。

2017/06/09

えす

奇想天外なラブストーリーって、まあ確かにそうなんだけど…なんだかこの変な世界に全然入れなくて、読み終わるのに実に半年以上かかった。あんまり好きじゃなかったということで

2015/09/29

90ac

この作家の“書き込み”は強烈だ。グシグシと書き込まれた文章。そしてその馬鹿馬鹿しさ。そして“たなだ君”のたった2日間の出来事を1冊にしてしまう筆致の凄さに感激した。布袋像の描写だけで2ページも書き込み、飽きさせないし、ガードマンのあまりにも馬鹿馬鹿しい掛け合いも嫌味無く笑える。それでいてヒロインのイメージが美しく鮮やかなものとなって煌き、たなだ君の気持ちに頷ける。ほとんど段落がなく、ビッシリと文字で埋まったページが続くがついつい読まされてしまう。ちなみに表紙の少年はたなだ君とは全く関係ありませんでした。

2012/07/19

zazo嶋

いいっすー。泣けます。  どこにでもいそうな極々普通の29歳、たなだ君が迷い込んだワンダーランドでの恋愛ストーリー。まか不思議なその町では、まったく非日常な出来事ばかりが起こりますが、たなだ君はその町で見かけた女性への想いが溢れていて、そんな非日常が、さほど可笑しなことではなく自然に描かれて、しかもユーモアを上手く使いながらなので違和感なく自然に自分もその町に溶け込めます。素晴らしいー。イガラシさんとヤタガラシさんのくだりは最高です。  後半のたなだ君が想いをぶつけるシーンは感動的だし、彼の口から発する言

2009/12/04

jude

ヘンテコなホテイガードや、街並み。。。そして、スピード感。冒頭から、何かに似ているなぁ、と考えていて、はたと気がついた。アリス!!!一瞬にして、たなだ君が恋焦がれる「まばさん」は、ウサギ。へんてこなホテイガード達は、トランプの兵隊。本当に、冒頭から、終盤間際まで、へんてこりんなモノ、人のオンパレード。どこか、ヘンな世界に巻き込まれたかのように・・・(でも出たくない)そして、ラストには、意外な結末(わからなくはないけれど)ハッピーエンドが待っている。と~ってもカワイイ物語。アリス好きは、たぶん、好きでしょう

2009/04/16

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