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再発 (小学館文庫 せ 2-4)

再発 (小学館文庫 せ 2-4)

再発 (小学館文庫 せ 2-4)

作家
仙川環
出版社
小学館
発売日
2009-02-06
ISBN
9784094083576
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再発 (小学館文庫 せ 2-4) / 感想・レビュー

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absinthe

狂犬病の話。日本は国内の狂犬病を根絶してから50年以上の間守り続けてきた。しかし再侵入の可能性はあるという危険性を説いた本。著者の焦りと主張は強く感じられたが、小説としては面白いとは言い難い。とってつけたようなエピソードが連続して、エピソードとテーマがあまりよく馴染んでいない。火の通ってない素材でカレーを作ってしまったような、素材そのままな感じ。著者の懸念する最悪の状態になったら、日本はもう今には戻れない。狂犬病とともに生きるしかない。

2019/07/31

ダイ@2019.11.2~一時休止

狂犬病発生によるパニック系?かと思いきや何かあっさりしてる感が・・・。

2017/04/25

オカメルナ

父の病院を継ぐため生まれ故郷の小さな医院に戻って来た医師の真澄。従妹が原因不明の病気で成す術もなく亡くなる。そして従妹の友人も同様の症状で死を遂げる。なんと彼女たちは狂犬病で亡くなったのだ。狂犬病は発症してしまうと致死率100%。国内では撲滅されたはずの狂犬病。感染源は?感染ルートは?真澄は友人で獣医師の渡良瀬とともに真相を探る・・・文体は読みやすく狂犬病の怖さや、中途半端な情報に踊らされる人々の様子も良く分かる。でも、良くも悪くも魅力的な登場人物がいないのが残念だったな。

2013/04/15

ジンベエ親分

狂犬病を題材にした医学ミステリー。大学病院を辞めて田舎の医院を継いだ主人公が狂犬病を疑う症例に遭遇し、獣医師な県立医大の研究者の友人と共に真相に迫っていく…のだが、ストーリー的に少しテンポが悪く、緊迫感がもう一つ盛り上がらない。少しマジメに書き過ぎなのかなぁ、思いながら読んでいるとラスト近くでは逆においおい、と言いたくなるほどには吹っ切れてくる。ただ、その真相はちょっとどうか、とも思うが。医師の世界のことは比較的リアルに描かれているが、獣医師の方はそうでもないことも気になる。つまらないわけではないけど…

2019/03/31

銀河

パニックサスペンス。読みやすかったが、登場人物にはあまり馴染めなかった。もうちょっと他の言い方あるでしょ、って言いたくなるタイプ。背表紙の粗筋が内容のほとんどを語っていて、原因ウィルスの出所がかなり意外だったところが読んでいただきたい部分。狂犬病は、高校生の時に漫画「スケバン刑事」で残酷な殺人手段の一つとして扱われていたのを読み、トラウマにならんばかりに恐れていたのだが、やはり怖かった。これを撲滅させた日本はすごい。こんなことが現実に起こりませんように。

2013/05/06

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