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秋の森の奇跡 (小学館文庫 は 5-3)

秋の森の奇跡 (小学館文庫 は 5-3)

秋の森の奇跡 (小学館文庫 は 5-3)

作家
林真理子
出版社
小学館
発売日
2009-09-04
ISBN
9784094084290
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秋の森の奇跡 (小学館文庫 は 5-3) / 感想・レビュー

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ミカママ

林真理子さんの実力、見くびってました。(なんていう上から目線、笑)。さすが中年女性の闇をよく描いていらっしゃる。老いていく母にからめて、「自分はまだ大丈夫」とほかの男性に走ってしまう主人公は、ちょっとずるいような気もしますが、「このまま終わってしまうのか」という不安感はよーくわかります。ほかの女性作家さんも多数書いてますし。普通に生きていれば、人生の秋に、ちょっとした浮気はあるかもしれない、でも本当の恋が生まれるのは「奇跡」。裕子がこの後、修羅場をくぐらなくてもいいよう、願います。後味、大変よろしい。

2014/06/02

ぐりぐら

リズム良く読み始めたとたんに、ああもうこれはムリ。久々のリタイア。どうにもこうにも共感出来ませんでした。

2016/10/15

スパイク

う~、なんだろね。グイグイ読ませるけどドキドキはしない。主人公が男に恋しているんじゃなくて恋に恋してるからじゃないでしょうか。欲しいんじゃなくて、欲しがられたい。これじゃ単なる承認の欲求です。もちろんその気持ちは、わかる。自分から言い出して拒絶されたときのことなんか想像さえしたくない。たぶん死んでしまいたいくらいな気持ちになるんだろう。…そうか、わかった。自分自身と母親の老い(死)を間近に見てるにもかかわらず死を賭した恋ではない。別に死ぬの生きるのの恋を読みたいわけじゃないけど恋心ってそういうもんでしょ。

2015/03/22

あつひめ

同世代として思うに、女はグタラグタラ考え過ぎるのかもしれない。そして何よりも貪欲。自分という一人の人間に妻・嫁・母・娘・妹・勤め人。幾通りもすべてを恙なくこなそうとする。女四十を迎え、人のためではなく自分のために時間を費やしたくなるころにいろんな問題も勃発してくる。たぶん・・・世の中の家庭のほとんどが直面していると思う。その中でどの役割が一番自分らしいかを見つけられればいいと思うけど。一概に浮気と言っても本人たちは自分たちの愛は世間の生臭いものとはちがう・・・と思っているうちは幸せなのかもね。

2011/03/28

Natsuko

林真理子さん5冊目。タイトルと装丁に惹かれて借りたが、内容はアラフィフ女性の不倫メロドラマ。重責を任される仕事、実母の介護、女友達との人生比較…女性の本音、内面の描き方がさすが。ただ、どんどん俗っぽく展開していく。ありえないとか、なんだこれとか、くだらないとかぼやきながら、でも読むのが止まらない。たまにテレビドラマでもこういう感じがあるな。

2019/09/04

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