誰にも見えない (小学館文庫 ふ 10-6)
誰にも見えない (小学館文庫 ふ 10-6) / 感想・レビュー
ゆにこ
中学二年生の女の子らしさがとてもよく出ていて、作者って男性だよね??と読後にもう一度確認しましたw本当に誰かの日記を読んでいるくらいリアルでした。
2014/05/31
のほほん@灯れ松明の火
中学生の日記。あまりの昔のことでなかなか感情移入できず、読み進めるのが少し、しんどかったです。でも、だんだん瑠奈のなんだか よくわからないような 孤独感を感じられるようになってきて、そこからは 早かったです。こんなに 色んなことを複雑に考えてこなかったよなぁーと 昔の自分が、どんだけ単純だったんだろうかと思いました。 不思議なおじいさんとの出会いは、瑠奈を救うためのものだったって、そう思います。
2011/02/08
ムーミン
読みやすい。悩みを抱えている中学生の女子に勧めてもいいかな。
2019/01/23
じぇりい
中学生の瑠菜が日常に思うことを日記風に書き綴った小説。西炯子の表紙だし、最初の2ページとあまりにも軽い文体で「イタイ感じのやつかなぁ」と思いながらも読み進める。ほとんどが親や友達に、面と向かって言えないことや不満を書いているのだが、時々自分を省みたりするうちに感じてくる疎外感。これをおじさんが少女に成り切って書いてしまうところが凄いなぁ。一つの決心を砕いてしまうような不思議な体験で周りへの見方が変わった主人公。それはもしかしたら14歳の少女だけではなく誰にでも起こりうる奇跡なのかもしれない。
2021/12/05
しろ
☆7 中二女子の日記形式で進む思春期の物語。特に何か問題があるわけじゃないけれど、何か周りとの深いつながりがないからこそひとりぼっちな気分に落ち込んでしまう。思春期は感度が高まる分、マイナスへの振れ方も極端であることは正しいと思う。そんな中、あるおじいさんにより周りとの繋がりを再認識させられ、ただの美人だと思っていた友達と読書友になれたりしていく。その成長具合や心情とかをかみしめて読めるいい作品だった。
2013/09/28
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