ハピネス (小学館文庫 た 1-9)
ハピネス (小学館文庫 た 1-9) / 感想・レビュー
ぼっちゃん
齋藤明里さんが”ほんタメ”のYou Tubeで名刺代わりの10冊に上げておられたので読んでみた。よくある余命ものだが、好きなロリータの洋服を着て、大好きな人と一緒にいて残された時間を精一杯有意義に生きようとする前向きな姿が良かったかな。本が2重の表紙になっていたが今年の5月に窪塚愛流さん蒔田彩珠さんで映画化されていたのですね。
2024/09/09
Moemi
市川拓司さんの『恋愛寫眞』を読んだので、同じカスヤナガトさんのカバーイラスト、そして所謂「不治の病もの」にカテゴライズされる作品としてこちらも再読しました。私自身はロリータファッションとは無縁ですが、作中に出てくるお洋服や薔薇風呂の描写にはすごくときめきました。「不治の病もの」とは言っても病に冒されている主人公の彼女が前向きで悲愴感があまりないので、わりとさくさくと読み進めることができます。自分だったら人生最後の一週間をどうやって過ごすだろうか、とちょっと考えさせられました。
2016/06/07
myc0
表紙の印象から、ふわっとした雰囲気の物語を想像していたけど、大丈夫です。1ページ目から野ばらちゃんは野ばらちゃんでした。「私、後、一週間で死んじゃうの」そんな彼女は、自分の余生を自分の美意識に基づいて過ごす。何を選ぶかは人それぞれだと思うけど、私も最後の一週間であっても自分の望むものを手に入れる強さを持って生きたいと思う。
2020/12/28
コンチャン
映画化されるということで再読しました。 内容自体はよくある設定の純愛物語ですが、そこに著者が得意とするロリータファッションの世界観が加わって、映像化すると映えそうな気がしました。
2024/06/07
天竺牡丹
『私ね 後一週間で死んじゃうの』から始まりどうなるのかと思いましたが 野ばらちゃん作品らしく 強い女の子で救われました。悔いなく好きな人を見送れたらお互いに幸せだろうと思います。自分自身は後悔だけが残ってしまったのでハピネスを読んだ若者が 彼女らのように時間や出会いを大切に 後悔を少なく生きられるように祈ります。
2015/02/17
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