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新編傑作選3 夜の辛夷 (小学館文庫 や 15-3 新編傑作選 3)

新編傑作選3 夜の辛夷 (小学館文庫 や 15-3 新編傑作選 3)

新編傑作選3 夜の辛夷 (小学館文庫 や 15-3 新編傑作選 3)

作家
山本周五郎
出版社
小学館
発売日
2010-10-06
ISBN
9784094085556
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新編傑作選3 夜の辛夷 (小学館文庫 や 15-3 新編傑作選 3) / 感想・レビュー

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イッセイ

やはり「榎物語」「人情裏長屋」が◎(T)

2011/10/30

timeturner

ああ、これはいいねえ。私が求めている時代小説のよさはこれなんだなと思う。切なくてやりきれない話もあるけど、どれを読んでもしみじみと胸にしみてくる。流れるような文章、目の前にその場のようすが浮かぶ情景描写、話し手の気持ちや性格が伝わってくる語り。巧い。

2015/10/16

イッセイ

傑作選1、2が続いて刊行されたのに、続かない…。ひょっとして打ち切り?となかばあきらめに入っていたところ、ようやく刊行。やっぱり山本周五郎はいいなあ。髙田郁にハマった人に薦めたい。「鶴は帰らぬ」「榎物語」「人情裏長屋」が◎

2010/10/14

山内正

源次の食べっぷりを見ながら女は ねぇ浮気しない?と誘う あんた所帯持ちに見えないわと 店を出て 弟分の多平は源次の心配をする 植木職に戻る気はと何度も聞く 植木屋の跡を継ぐって話もあるが 隠居屋敷に入り 前に植えた杉の枝振りを見る 善五はこの野庭を岩組にすると 芦ノ湖の一画をそのままここに造りやがった 植木職が庭師に盾突くのは筋違いだ あいつは下の木を見て無かった 楓の木が枯れれば岩と枯れ木だけと 気づかなかった 商いと愛情のけじめを付ける気になれなかったのかと隠居が 周りは女たらしの男と言うが

2019/12/21

山内正

宿に寄ると多平が福太が源次を探し廻ってると 仕方なく隠居のとこへ 善五郎は庭つくりに芦ノ湖まで行き そのまま造った野郎だと話す 真っ暗で何処だか分からねぇ女が横に 帰るわね お休み 向島か 隠居に冷や汗と一緒に本音も出したらどうだえと言われ 一口飲む 選んで植えた松の木を福太が切りやがった おめぇ愛情と商いのけじめつける訳に行かねぇのかいと ここおめぇ一人でやってるのか? 別れて二年 ここは始めてだ 通いの女休ませてもいいんだよ! 店を出て清七はおたえが死んだと どの女か解らない おめぇはそんな男だよ!

2019/12/11

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