ビターシュガー(虹色天気雨2) (小学館文庫 お 27-3)
ビターシュガー(虹色天気雨2) (小学館文庫 お 27-3) / 感想・レビュー
あつひめ
年を重ねたら、一段とねっとりした関係に見えるのは私だけか?適度な心の距離が、私には重荷になってしまった。友の幸、不幸は我のものとでも言うように首を突っ込みたがる。そういえば、ドラマを観ていてそう思ったんだっけ。私に何でも打ち明けられる友が居ないのは、この物語に出てくる彼らと違って踏み込めないからかも。大人になっても熱く語れる仲間は人生の宝なのかもしれないね。
2015/02/05
ばう
★★★20年来の友人である3人の女性の物語part2。 市子は駆け込み寺みたいなものかしら?友人達は何かあるとみんな市子のところにやって来る。無理難題をぶら下げて。普通なら断って然るべき依頼も市子はいつの間にか受け入れてしまうのだもの。次作では彼女たちはどんな生活を送っているんだろう?楽しみだなぁ。それと前作でもそうだったのだけれど何故か辻房恵が今回も良い味を出していて気になって仕方がない。このシリーズに登場する人達は皆、普通な様でいて全然普通じゃ無い、でも至極真っ当な人達で、そこが大好き。
2023/07/27
なゆ
前作『虹色天気雨』から3年後。四十路突入後もあいかわらず気が置けない友情の市子・奈津・まりの3人。やっぱりうらやましい、こんな風に続く関係が。市子みたいに、最高の避難場所みたいなヒト、いないかしら。市子の家で三宅ちゃんやら美月やらみんなで集まって、ワイワイ楽しくジンギスカンやってるさなか、市子がふと感じる〝楽しいのに、少し苦いものが混じってる〟という奇妙な感覚。楽しすぎて不安になってしまうような。そこらへんの描写なんかが、とても懐かしくて羨ましい。この3人の行く末も、書き続けてくれると嬉しいのだけど。
2016/03/02
ぶんこ
前作と変わらず、ユラユラ流されている市子さん。 まりの元彼が居候となり、奈津の一人娘美月に振り回され、大らかというか何なのでしょうか? 近くにいたら頼ってしまいそうな自分がこわい。 市子さんには幸せになって欲しいと切に願います。
2016/03/29
siro
たくさんの友達に囲まれて楽しそう。気兼ねなく何してたの?元気?と訪ねて行ける友達がいるって羨ましい。大人になると仕事や家庭の縛りが出来てきてなかなかそうはいかない。ぜひとも仲間に入れて頂きたい。そして彼らの距離感がとても気持ちがいい。余計な口出しはせずに見守る。大人の友情は素敵。
2014/09/30
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