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津軽百年食堂 (小学館文庫 も 19-2)

津軽百年食堂 (小学館文庫 も 19-2)

津軽百年食堂 (小学館文庫 も 19-2)

作家
森沢明夫
出版社
小学館
発売日
2011-01-06
ISBN
9784094085822
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津軽百年食堂 (小学館文庫 も 19-2) / 感想・レビュー

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しんごろ

親子、家族、友達、恋人、師弟など全ての人のつながり、絆、粋をこの作品で教わりましたね。時には切なさも感じましたが、とにかく心が温かく、優しくなれる作品でした。この先100年、何百年先でも粋、想い、絆、優しさ、温かさを自分も誰かに与えれたらなと思います。与えたいと言っても自分にそんなものがあるのか疑問だが…(笑)時にはウルッとなるし、素敵な一文もあり、エピローグがまた良くて、ぐいぐい引きこまれました。BGMは当然、スピッツで決まりですね(^^)再読必至の秀逸な作品でした。

2018/02/25

小梅

いや〜良かった!表紙の臨月の女性は誰だろう?と思いながら読み始めましたが、最後の章でわかりました。森沢明夫作品は2作品目ですが、やはり読後感が素晴らしく良いです。

2017/03/17

kanegon69@凍結中

読み終わった直後の今、涙だだ洩れのワタクシ。もう。。森沢さん、なんちゅーあったかい話書けちゃうんですか!!これだから森沢さんの本はもう病みつきで手放せなくなります!青森弘前での明治から現代へ4代続く津軽蕎麦の食堂にまつわるあったかーい人間ドラマ。初代が大八車を引いていた頃から物語が始まり、三代目の父、四代目の長男へとバトンを繋いでいく。初代の恋物語と友情の話、四代目の恋物語と友情、そして親子の温かい人間ドラマ。涙なくしては読めない感動のラスト!青森三部作の1作目の本作!そう未読の貴方にも超おススメです!!

2019/12/07

masa@レビューお休み中

受け継ぐものがあるということは、素晴らしいことだ。親から子へと受け継がれるもの。それは、もしかしたら、血のつながりよりも濃いものかもしれない。青森県弘前で津軽蕎麦を作り続ける大森食堂は、3代目の哲夫が店を切り盛りしていたが、ある日哲夫が事故に遭ってしまう。その頃、4代目になるはずの息子・陽一は、東京でバルーンアートのバイトをしながら生活をしていた…。この物語はただの恋愛小説ではないんですよね。痛さも悲しみもあって、そこを乗り越えるからこそ、見えてくるものがある。そんな成長物語でもあるんです。

2014/01/18

yoshida

弘前で明治から百年続く食堂。名物は津軽蕎麦。初代から現代まで続く人々の営み。登場人物が優しく良い人ばかりで、世俗にまみれた私には目映い。だが人々の優しさと善良さが、この作品の、そして森沢明夫さんの作品の良さなのだと思う。冒頭で不安がよぎるも、大事にならずに安心する。間違いなく、幸福な人生が描かれている。現実ではあり得ないかも知れない。私はこれからも世俗にまみれて生きていくだろう。だが、自分の中に一握の幸福を追い求める純粋さは持ち続けたい。後は最後は感謝で終わること。日頃から励行したい。余韻の暖かな作品。

2019/11/16

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