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ヒルクライマー (小学館文庫 た 16-1)

ヒルクライマー (小学館文庫 た 16-1)

ヒルクライマー (小学館文庫 た 16-1)

作家
高千穂遙
出版社
小学館
発売日
2011-06-07
ISBN
9784094086201
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ヒルクライマー (小学館文庫 た 16-1) / 感想・レビュー

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しんごろ

ヒルクライマーも「そこに山があるから」と言うのだろうか。家族を顧みずヒルクライムに魅せられた男、友の形見として譲り受けた自転車をきっかけに自転車に興味を持つ男。元彼が自転車が趣味で、別れた後も自転車に乗り続ける娘など、理由は人それぞれ。そんな自転車バカ達は、坂バカとなって、坂に挑戦し、いや人生に抗うのか。ヒルクライムの魅力をたっぷり楽しめる。ただ、このシーンは余計かなと思うところはある。16歳はないでしょとね。それでも、読後は自分もチームのメンバーになって、坂に抗う反逆者のような高揚感を味わえた。

2022/06/21

ツン

読友さんの投稿で見て、「あのSF作家の高千穂遥がヒルクライマー??」と驚いて読んでみた。(昔、ダーティペアとか、クラッシャージョーとか読んだな、懐かしい。。)面白い!エンディングも感動したし、文庫化にあたって追加されたあとがきも驚きました。。近藤史恵さんのサクリファイスみたいに、続編がでないかな。

2021/04/04

KEI

自転車で山を登るライダーを見かけるが、何故これまでして登るか?と思って来た。主人公の礼二が貰ったロードレーサーをプロショップに持ち込んだことから、ヒルクライム二ハマって行く。一方、中年大作はたまたま栂池のヒルクライムに出会わし、家庭をそっちのけでヒルクライムにのめり込む。グループの面々もユニークに描かれ、練習風景も厳しさとヒルクライムに全てを掛ける人達の姿が鮮やかだった。ラストのレースは疾走感があり、「サクリファイス」とはまだ違った面白さだった。大作の娘 あかりはJKなのか!と思う描写あり。お薦め本。

2020/04/16

hiro

読後スッキリ!初読みの作家さんだったけど、自身がヒルクライマーということで、練習コースやらレースの描写やらが詳しくて、躍動感があり、おもしろかった。 ただ他の方も書いていたけれど、このシーンは要らないんじゃ??と思うような性描写があり、そこが引っかかる。それがなければ、中高生にも薦められるのになぁ。

2020/11/03

hope

自転車乗りはみんな頭がおかしい。 大学を中退した元陸上部の礼二は、親友の遺品として譲り受けたロードバイクに夢中になり頭角を表す。あいつと一緒に走るんだ。 中年になって目覚めた大作は、ヒルクライムでプロと渡り合うほどのめり込む。放ったらかしてギクシャクする家族。わかってる。自転車のせいだ。 同じクラブ員の二人が戦うのは必然だったんだろう。決戦で彼らは何を手にするのか。

2021/05/20

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