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青いリボン (小学館文庫 お 27-4)

青いリボン (小学館文庫 お 27-4)

青いリボン (小学館文庫 お 27-4)

作家
大島真寿美
出版社
小学館
発売日
2011-12-06
ISBN
9784094086706
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青いリボン (小学館文庫 お 27-4) / 感想・レビュー

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onasu

高校2年生の依子は両親が久しく家庭内別居で、ここにきて父親が福岡に転勤、母親は長期出張が決まり、依子には母の実家の札幌か、父の住む福岡に転校か、高校を休学するかの選択を迫られるが、当然どれもイヤで母親に出張を断るよう頼むがこれも断られて万事休すかと思われたところ、親友の梢から「うちに来れば」と思わぬ提案が。  梢の家には居候がいたことがあり、母親同士も顔見知りだったことから梢の工作ですんなりと。一人っ子の依子にすれば家族が多く賑やかな梢の家は異文化体験で、季節は秋から冬だが、夏読みにお勧めの一冊でした。

2023/07/12

ken_sakura

高校生の女の子が同級生の女の子の家に下宿する物語。大島真寿美の小説はいつも淡々と風通しが良い印象で好き(^_^)

2016/02/03

ymartak

「やがて目覚めない朝が来る」作者の作品。親友の家に居候する事になった主人公が新しい家族関係・人間関係に気付いていく様が、ユーモア溢れる文章で描写されています。劇的にではなく静かに確かに変化していくところが心地良いです。

2012/01/19

マボちゃん

自分の家族とよその家族、まるで別世界。いろいろな家族が、家庭があるんだと、気づく依子。当たり前だと思いこんでいたことが、世間ではそうでもなかった、と気づかされることが私にもまだまだたくさんある。柔軟に、いろいろなことを受け入れられるようになりたいなぁ。爽やかな読後感、依子が今後どんな風に成長していくのか想像するのも楽しい。

2014/08/14

緋莢

両親が家庭内別居中の依子。“家族”として、あまり機能していないながらも、適度な距離を保つ生活をしていた依子だったが、父親の福岡への転勤と、母親の上海への長期出張が決まり、転機が訪れる。父親についていくか、母親についていくか、それとも母の祖父母のいる北海道に行くか、でも、高校を転校したくない、と悩む依子に、親友の梢が「うちに来る?」と提案する。梢の提案を受け、彼女の家で下宿する事になった依子は、梢の両親と祖父母、兄と妹という大家族の賑やかさに驚かされる事に・・・

2013/07/18

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