はじまりは「マイ・フェア・レディ」 (小学館文庫 あ 25-1)
はじまりは「マイ・フェア・レディ」 (小学館文庫 あ 25-1) / 感想・レビュー
てくてく
著者の劇をはじめとする舞台、映画、絵画などの鑑賞エッセイ。奇をてらったところのない素直さが著者の文章の魅力なのだろうか。ただ、幼い頃から母である有吉佐和子氏に連れられて観劇を楽しんでいただけにおそらくは劇に関する栄養をしっかりとって育ったのだろうなと羨ましく思った。「映画によって、それまで自分が意識的に、あるいは無意識的に考えていたことがすくいあげられるのだ。これが「自分がどう見たか」の「自分」だろう。映画はある意味、自分を試してくる。」という映画エッセイに取り組み始めたころの文章が印象的だった。
2014/03/07
yaemon1950
作者の興味をひいたものが判り、知らなかった作品を知ることが出来ました。作中で紹介されていた「岸辺のふたり」をyoutubeで検索して見ることもでき、これも出会いかと思いました。
2013/05/25
ふしみ
オペラ座の怪人、ミュージカルに本来備わっている予定調和がない作品という解釈、だからこそ身近に感じられる、なるほど
2021/03/21
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