女ともだち (小学館文庫 か 29-1)
女ともだち (小学館文庫 か 29-1) / 感想・レビュー
ミカママ
角田さんが入っていたので迷わずカゴに入れたアンソロ。「女ともだち」という表題とはあまり関係なく、アラサー(多くの場合派遣社員)女子の揺れ動く心を絶妙に描いた作品ばかり。はからずも我が身の当時を思い出したり。未読作家さんだった栗田有起さん、唯野未歩子さんもかなり好き。全作好みなアンソロは希少。ラッキーだった。
2024/08/07
えりこんぐ
サブテーマは「派遣女子」。少し前に読んだ同タイトルのアンソロジーより、さっぱりして後味良さげなものばかりだった。角田光代さん、やっぱり読みやすくて上手いなぁ。はじめましてだった唯野未歩子さんも良かった。やぎちゃん&こぶちゃんベタベタしてなくていい。
2018/09/28
tokotoko
5人の作家さんが送ってくれた、5つの風。角田さんからはちょっぴり切ない“春風”、井上さんからは小型のきかん坊の“台風”、栗田さんからの風はほどぬくい“温風”。唯野さんからは“潮風&お寿司の香り”。川上さんからは急に吹いた驚きの“突風”。けどどの風も笑いながら、サーーッと吹いて、去っていきました。女の人もなかなかイイかもなぁー!っていう思いを残して。
2015/06/21
小梅
うーん、悪くはないけど凄く良かったという程でもなく、サラッと軽い読みごこちでした。
2014/03/04
ぶんこ
派遣社員をしている女性が主人公の5編。 不安定な働きからくる心の揺れのようなものを表しているのでしょうか? 栗田さん、唯野さん初読みで唯野さんがお気に入りになりました。 キャリアウーマンと派遣の聡子さんの仲良しぶりや、聡子さんの働きぶりが素敵で爽やかな物語。 井上さんの野江さんは怖い。 夏彦さんの女ともだちという意味なのか? よくわかりませんでした。 角田さんと小川さんは安定した面白さでした。 栗田さん、他も読んでみたくなりました。
2015/06/15
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