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星に願いを、月に祈りを (小学館文庫 な 6-3)

星に願いを、月に祈りを (小学館文庫 な 6-3)

星に願いを、月に祈りを (小学館文庫 な 6-3)

作家
中村航
出版社
小学館
発売日
2013-06-06
ISBN
9784094088311
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星に願いを、月に祈りを (小学館文庫 な 6-3) / 感想・レビュー

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文庫フリーク@灯れ松明の火

【どうかあなたの夜空に、優しい星が流れますように-GLAY/HOWEVER改】煌めいて星が降るこの場所で 今「願い」 ゆっくりと動き出す 幾千の出会い別れ全て この地球で生まれて 君が夜空に刻んだ祈り 願い 揺らめく想い 一番星には届かないと 諦めかけた時にも 勇気をくれたのは 星空・レディオ・ショー あなたでした 絶え間無く注ぐ愛の名を 永遠と呼ぶことができたなら 言葉では伝える事が どうしてもできなかった 愛しさの意味を知る あなたを幸せにしたい 星に願い月に祈り 秘めた想いを胸に灯し 絶やす→

2014/10/14

風眠

(再読)大昔の人は夜空に星座を描き、物語を紡いだ。死んだら星になると信じ、星空に語りかけた。その想いは祈りになり、私たちの慰めになった。科学が発達し宇宙へ行けるようになっても、星空の彼方は謎だらけ。だから星と星の間で「あったかもしれない未来と、なかったかもしれない過去の狭間」が重なり合う確率も決して無いとは言い切れないのだ。極大と極小の真ん中にある、両手で抱きしめられるものを胸に、私は夜空を見上げる。誰かの祈りと、誰かの祈りが、重なる奇跡に想いを寄せて、星に願い、月に祈ろう。私の心に、ぽわんと灯った愛を。

2017/10/11

おかむー

これは個人的に傑作。『たいへんよくできました』。小学生の幼い恋心と小さな冒険で始まった物語に、星の世界のミクロとマクロ、願いを語る不思議なラジオの声。中学、高校と成長してゆく少年の思いから一転、ひとりきりの『僕』と少女ミニーの奇妙な生活の最後に明かされるせつなくも暖かい奇跡。中村航らしいほんのり嬉しくなる言葉のチョイスと、どこか見覚えのあるノスタルジーはそのままに、自分の知る中村航作品のなかで、最もしっかりと描かれた大満足な作品でした。『嘘つきなうさぎくんと真っ黒なカラス』は絵本にして欲しいところです

2014/03/31

さおり

はじめはポルノの「ミュージック・アワー」、途中からaikoちゃんの「桜の木の下」(アルバムね)が脳内再生されました。ポルノはともかく、aikoちゃんに関してはなぜだかわかんないけど。とにかく、心地よかったんだと思う。心地よさと、切なさと、愛しさと、苦しさと(今度は篠原涼子さんの歌みたいになった。笑)。いいな、中村航さん。いい!

2014/08/03

masa

ハロー、ハロー。こちら地下室放送局。都会じゃ星が見えない。だけどそれは星が輝いてないこととは違うんだぜ。ピストルスターは今夜も宇宙一の光で闇を撃ち抜いている。ライブ禁止で音楽が聴こえない。だけどそれは音楽が鳴ってないこととは違うんだぜ。スリーピースバンドは今夜もアンダーグラウンドから爆音でノイジーなパワーコードを奏でてる。聴こえるかい。ことばは感情より遅れてしまうから、本当に伝えたいことは音にするんだよ。不確かな電波よりも秒速340mの糸電話で。聴こえるかい。ファズをかけて歪ませた祈り。どうか君の夜空に、

2020/10/02

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