オキーフの恋人 オズワルドの追憶 (小学館文庫 つ 8-2)
オキーフの恋人 オズワルドの追憶 (小学館文庫 つ 8-2) / 感想・レビュー
南雲吾朗
ジョージア・オキーフとの妄想癖のある編集者と、そこに送られてくる失踪中の作家が書く物語との2つのストーリーが並行して進行して行く。つまり、2つの小説が一つになっている。だから1.5京極くらいの厚さがあるのだ。2つの話が並行して進んでいきながら、最後の方は現実と小説とが入り混じっていく。長い小説だが、ダラダラする事も無くドラマを観ている様な感覚で読み進められる。心理カウンセラーの意見が斬新である。正義の為に振るわれる暴力、神の名のもとに施行される戦争・虐殺。神は不公平を楽しんでいる。面白い小説だった。
2018/10/13
読書と紅茶🥰
1000ページ越えの達成感。一見バラバラだった二つの物語が後半に収束していく様は圧巻。何故榛名潤子は上坂譲の記憶の中の恋人にリサという名前をインプットしたのだろうか。考え出すと止まらない!
2018/12/05
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