謎解きはディナーのあとで (2) (小学館文庫 ひ 11-2)
謎解きはディナーのあとで (2) (小学館文庫 ひ 11-2) / 感想・レビュー
absinthe
ふざけていてドタバタが過ぎるけど、推理としては面白い。適度に意外で適度に予測可能。ドタバタは影山のキャラクタだけで持たせていると思ったら、だんだん風祭も面白くなってきた。国立だけでこれだけの殺人が起こっていたら、殺人発生率はデトロイト並み?
2021/02/17
ナルピーチ
シリーズ2作目。パターンは前作同様であるが、やっぱり面白い!全6話での短編集は小気味よい感じに仕上がっている。相変わらずの影山の麗子いじりからの「〇〇だっつーの!」の返し文句はもはや定番。今回のお勧めは『聖なる夜に密室はいかが』犯人のあのトリックは全く予想にできず…。最後に2人でサンタの格好をしてケーキを配るシーンがなんとも微笑ましい。麗子と影山、この二人の関係性からますます目が離せません!
2022/02/09
イアン
★★★★★★★☆☆☆ドラマ化された『謎解きはディナーのあとで』シリーズ第2弾。殺人現場から帽子が消えた理由、降雪後の足跡無き密室殺人など、不可解な謎を令嬢刑事・麗子、御曹司警部・風祭、毒舌執事・影山の3人(実際は影山1人だが)が解いていく連作短編集。お約束の展開を「マンネリ」と取るか「安定感」と取るかで評価は分かれるかもしれない。ロジカルな部分は前作よりやや後付け感があるものの、重厚な社会派ミステリのあとに読むとまるでディナーのあとのスイーツのような清涼感すら感じる。ハイライトはバスから押し出される風祭。
2022/12/21
佐々陽太朗(K.Tsubota)
間違いなく楽しめます。マンネリではあっても、お嬢様と毒舌執事の掛け合いがユーモラスで愉しい。物語の筋は判らなくても、読む前からそのテイストと、どの程度の満足感かは判っています。期待以上でも以下でもない、まさに期待どおりの質であるという意味で安心感があります。たとえて言うならCoCo壱番屋のカレーのような小説です。サプライズも感動もありませんが、期待に違わぬ味を提供してくれます。そして、一定の満足感が得られます。続編3も読むことになるでしょう。
2013/12/05
へくとぱすかる
「2」も楽しく読ませてもらいました。「お嬢様は~」のセリフにも磨きがかかってますね。ストーリーはあっさりとしているが、なかなかどうして、読んでいても見破れません。影山の推理はやっぱり鋭い。風祭警部は……まぁ、あんなものでしょう(笑)
2013/11/15
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