冬の蝶 修法師百夜まじない帖 (小学館文庫 ひ 12-1)
冬の蝶 修法師百夜まじない帖 (小学館文庫 ひ 12-1) / 感想・レビュー
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
ゴミソの鐵次シリーズを読んでいた私にとっては待ってましたの文庫化で楽しく読ませて頂きました、電子書籍版ではまだまだ物語は進んでいるそうですが、両方の話が絡んで大きな話になってくれるのを期待しています。それにしても理由があるとはいえ、ちょっと付喪神が多すぎかなぁ
2014/01/11
優愛
雪の降る晩に現れるという白い蝶。それは亡魂の力を借りた百夜にしか見えることのない、読み解かれぬまま行き場を失った末に時を経て妖怪と変じた恋文――。このご時世、身分の違う恋を間違いだと一人が言えば、焦がれる程の想いを忘れることが正しいと皆口を揃えて言うのでしょう。時の流れでは錆び付かない程美しい恋心を知らぬまま。百年の月日が流れた今、亡き恋人の死を明らかにし土の中に眠るその身体を見つけてくれた事。届くことのなかった想いを伝えてくれた事。それはまるで、亡き者と亡き者を繋ぐ橋渡し的存在。優しく温かい短編集です。
2017/06/17
tow
ブックパスにて結び蝶を。優しくてきれいなお話し。ミステリーに仕上がっているのもよかった。
2016/11/18
外道皇帝
ゴミソの鐵次シリーズにもちょっと顔を出している修法師の百夜が主人公の短編集。15歳くらいで小柄な盲目の少女だけど武士の亡霊の目と口を使っているので喋り方が武士のものというところもキャラが立っている。物語は100年ほども経ったいろんな物が付喪神となって現れ、百夜がそれを解決するという定番パターンなのでどれもサクサクと読める。ゴミソシリーズとはまた違った面白さ。
2014/05/02
めにい
電子図書というので構えていたら、全然気にならない面白さだった。佐吉の態度がちょうどいい狂言回しになっていて軽やかに江戸の怪奇を払っていく。
2014/05/03
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