STORY BOX 21 (小学館文庫)
STORY BOX 21 (小学館文庫) / 感想・レビュー
佐々陽太朗(K.Tsubota)
今回、森山大道氏の表紙写真は車のフェンダーミラー越しの写真。車のフロントガラス越しの写真を森山氏の写真集で見た覚えがあるが、躊躇なく色々なショットを撮る人だなあ。あさのあつこ氏の「結婚」がついに完結。泣きました。巻頭を飾るもう一話、相場英雄氏の「震える牛」。いきなり200枚と力が入っております。硬派刑事物に期待が膨らむ。森見登美彦氏の「モダンガール・パレス」が絶好調。最近、『有頂天家族』を読み海星に萌えた私であるが、やはり「狸」より「眠れる女の子」のほうがイイ。(笑)
2011/06/12
ツキノ
新連載「震える牛」に出てくる新潟・三条の情景については、わたしもまったく同感。子どものころ訪れていた新潟は、あきらかに千葉とちがったのに、今じゃほとんど変わらなくてつまらない!と憤りと残念さと両方感じていたのでした。またまた来月がたのしみに。
2011/05/18
いくっち@読書リハビリ中
6作ってすくなっ!と思ったが、新連載した「震える牛」がとても面白く、他が終わっても寂しくなんかない。「わたしを見つけてくれたのはあなただから」って言われてみたいよね。(モダンガール・パレス)どうなるの?野球部!ええっ!兄弟?(候補)
2011/12/30
mawaji
「震える牛」はやっぱり狂牛病も絡んでくるのでしょうか。旧市街の商店街がさびれてバイパス沿いに大型店舗が林立する私の故郷の様子と重ね合わせながら読み進みました。「モダンガール・パレス」は安定した面白さ。「偏差値70」は試合が始まるとどんどん面白くなっていく...前も書いたかナ。
2011/06/19
mau
新たに始まった「震える牛」は、異例のページ数で読み応えがあった。Story Boxの事件モノは外れなしだなー。居酒屋殺人事件と大手SCの闇はどう交錯するのか楽しみ。「結婚」のラストは育ての母のモノローグ。最初は「とてもいい子」な印象があった萌恵の生い立ちに複雑なものがあり、激しい一面も垣間見えた。最後は花嫁が主人公と思ったけれど、それは必要なかった!でも単行本化した際に追加して欲しいです。
2011/06/16
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