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犬を飼う(小学館文庫) (小学館文庫 C た- 1-1)

犬を飼う(小学館文庫) (小学館文庫 C た- 1-1)

犬を飼う(小学館文庫) (小学館文庫 C た- 1-1)

作家
谷口ジロー
出版社
小学館
発売日
2001-12-06
ISBN
9784094150018
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犬を飼う(小学館文庫) (小学館文庫 C た- 1-1) / 感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

動物が出てくる5編のコミック。冒頭の「犬を飼う」が傑作で、涙なしには読めない。動物を飼う喜びと悲しみをこれほど鮮やかに描いた作品は少ないだろう。歳をとってよろよろになった愛犬タムが必死になって生きようとする姿を見ると、命とは何かとか、生きるとは何かという問いかけが、胸の奥から湧き上がってくる。動物は言葉を話せないので、歳をとって病気になって苦しんでいる姿を見ると、哀れを誘った。動物の看取りも、人間の看取りと同じぐらいつらいのだと思う。生きとし生けるものの命は、限りなく重いことを教えてくれる名作。

2017/01/22

yumiha

表題作に何度もうるうる(T_T)させられた。犬も人間も老衰になって死へむかってゆく過程が同じだし、それでも生きようとする姿を見守るしかできない周りの葛藤も同じだと思った。つらいけど、読まなければならない。「そして…猫を飼う」など他の章も、人情の微妙な揺らぎをきちんと描いていて、やっぱり谷川ジロ-は、エエわぁ。

2023/09/02

マリリン

犬を飼いたくて郊外に引っ越し、愛犬が年老いて徐々に死期が近づく様子を描いた表題作に感涙。まさに家族の記録だ。飼う...という事は責任や拘束、喪失がつきまとう。生き物を一度でもキチンと飼った事があれば、喜びや感動は計り知れない貴重な思い出となり心に残り優しい気持ちになれる。「そして…猫を飼う」「庭の眺め」も良い。猫の母性本能は奥深い。出産を終えた母猫に与える卵の黄身は...そういう意味があったのか。「約束の地」は登山家とユキヒョウの話。全ての作品から動物たちと人間の暖かいつながりを感じる。

2021/01/03

ひ  ほ@新潮部

読友さんからお勧めいただいた本。この本を読んでやっぱりペットも家族なんだと思いました。素敵な本を紹介してくださった読友さんに感謝です。

2017/09/12

まつじん

ちょっと図書カードが当たったもんで本屋へぶらり、おすすめの読み切り漫画特集のコーナーで魅入られたように手に取りました。うん、なんかとってもいい感じです。泣けてきます、それでもワシも犬猫飼いたいなぁ~と思わせてくれます。

2013/12/08

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