父の暦(小学館文庫) (小学館文庫 C た- 1-2)
父の暦(小学館文庫) (小学館文庫 C た- 1-2) / 感想・レビュー
阿部義彦
古書市で見つけました、古書店で探す漫画家は谷口ジロー、諸星大二郎が主ですね。これは描線も細く、中期から後期の絵柄ですね。著者あとがきにもある様に、ディテールはフィクションですが、根本にある父に対するわだかまりを抱いて上京して、忙しさにかまけて帰郷が億劫になる息子の気持ちというのはジローさんも少なからず抱いているもので、「子は父を忘れても、父は子を忘れない」そんな故郷に関する心に染みる物語でした。
2024/09/27
hibimoriSitaro
再読。2002年1月初版。ああ,父を亡くしてから読みかえすと,違うな。おれも何十年も帰らなかった。ムカシは何とも思わなかったのにな。
2020/06/20
ender-san
ある意味、「漫画」の凄味を感じる本。
2010/05/28
歩月るな
今ではこのお話はずっしりとくる。
2012/08/12
bb
父の思い出話をききながら、自分が父を避けてきたことを少しずつ後悔し始める主人公の、淡々とした表情がとくに印象的。「勉強はな、できるうちにやっといた方がええで。就職はいつでもできるだけえ。」・・・今では逆だなあ。
2012/10/24
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