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夢色十夜 (パレット文庫 か 5-1)

夢色十夜 (パレット文庫 か 5-1)

夢色十夜 (パレット文庫 か 5-1)

作家
かわい ゆみこ
今市子
出版社
小学館
発売日
2000-02-01
ISBN
9784094212310
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夢色十夜 (パレット文庫 か 5-1) / 感想・レビュー

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りょう

何度目か分からない再読。かわいさんの作品の中で、これが一番好きかも。ストーリーはちょっと怖いけど、優しくてきれいな話ばかり。倉橋の描写にはいつも、育ちがいいっていうのはこういうことか、と思う。鷹司の素直なところや、倉橋への甘え方も可愛くていい。『薄氷』の倉橋の台詞は男泣かせで…鷹司が惚れてしまうのも無理はない(笑) 『夢の迷い路』は、鷹司の必死さがよかった。これはBLじゃなくて、ニアなのが、優しい作風に合っていていいと思った。今市子さんのイラストってところが、最高。

2013/11/09

木佐

大正浪漫物語。全3巻のうち、1巻目。今市子さんのイラストがとてもよく合う作品でした。 幻想的な短編集で不思議を不思議のままとする雰囲気がたまらなく好み。害を成さなさなければ異形のものもそのままに、不都合があるならばそれに遭遇しないようにとやんわりとした関わり合いでとても優しい雰囲気です。そういうとこが「百鬼夜行抄」に似ていて、市子さんのイラストに納得なのでしょう。

2012/01/03

まかろん@大人腐乙女

舞台は昭和初期帝都(この時代が好き)学生時代からの時間を共に過ごしている、弁護士倉橋と帝大の民族学者鷹司。そんな2人が出会う数々の怪奇幻想短編集。鷹司の姉に想いを寄せる倉橋とは裏腹に、表記はされないにしても倉橋を想い続けているであろう鷹司のツンデレぶり。『夢の迷い路』では奈良吉野に桜見に訪れた2人を襲う妄執の幽鬼たち。倉橋を救うため鷹司が必死に名前を呼び泣くシーンが何とも言えない。古い本ですが名作です。続編あり

2012/02/01

大正(昭和初期)浪漫の第一話。愛らしい小品の第二話。抑えた色味の幻想譚集かと思いきや、最後の第三話は色彩が爆発するような華麗な妖異譚。今市子絵のせいか「百鬼夜行抄」に近い風味の一冊。ひねくれてるのか素直なのか惟顕がかわいい。二人は今後どうなる。

2010/05/02

Mixx

今市子さんの表紙と雰囲気に惹かれて初読み。 大正浪漫を夢見る雰囲気期待通り。 今だと身分だなんだ言われると気分が悪いのに、懐古趣味には欠かせない素敵要素なのは仕方ない。 倉橋さんは鷹司くんのお姉さまと思いを遂げられるのか、それとも・・・?

2018/07/11

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