紅蓮のくちづけ: 染模様恩愛御書 (パレット文庫 み 3-5 スペシャル版)
紅蓮のくちづけ: 染模様恩愛御書 (パレット文庫 み 3-5 スペシャル版) / 感想・レビュー
紅茶あめ
古本屋で「なんか見たことあるタイトル…」と手に取ったら、私の歌舞伎観劇デビューの舞台のノベライズだった。一目惚れした相手:数馬にもう一度会うために武士としての禄を捨てた友右衛門。しかし数馬は父の仇を討つまではと友右衛門を拒む。仇討ちや、男が男を追いかけるだとか、忠義と恋の間で翻弄されたりだとか、江戸時代が軽くわかる本。家臣同士で男色関係にあるのを殿様も承知しつつ、妹姫との縁談を勧めてくるし。舞台とはラストが全く違っていてびっくりした。表紙はもっと凛々しい感じにしてほしかった。初読み作家でした。
2012/11/12
nyaboko
実際の歌舞伎演目「染模様恩愛御書」を元にしたBL小説。難しい時代考証はとっぱらい、現代人にわかりやすく読みやすく共感しやすいようにアレンジされてます。細川家小姓印南数馬にヒトメボレした大川友右衛門が、ストーカーのはてに無事結ばれるというお話。性描写がある上に最後が悲しいので、それでも読んでみたい方にオススメ。ただし、時代考証にうるさい人には全くおすすめできませんw
2012/03/01
えむ
大川と数馬の来世での幸せを祈りたい。あだ討ち物だと思っていたら、もっともっと感動的なお話だった。武士の仕来たりって・・・難しいね。
2010/06/14
メグメグ
面白かった〜♪ キリスト教の文化が入ってくる前の日本はとてもおおらかだったのよね。だから落語の世界には男色の話もたくさんあると聞いてはいたけど、原作も読みたい(できれば観たい)と思いました。
2010/06/05
すずこ
歌舞伎のことは全く分からないのですが楽しめました。仇討ちに関する流れとか、ラストとか、ツッコミどころもあります。素人考えですが、そこが歌舞伎らしいと思いました。
2013/02/06
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