ささみさん@がんばらない 8 (ガガガ文庫)
ささみさん@がんばらない 8 (ガガガ文庫) / 感想・レビュー
くろり - しろくろりちよ
『三年生編(あるいは『月読日留女編』の前半戦)』。首領の陰謀によって神を喰らうブラックマリアとなった日留女(ひるめ)ちゃんに対抗すべく、全世界の神話は全力を投入した「兵器」を作る。ささみさんには突然妹ができて、素直に喜んでいたけれど…。今回は現代人があやふやな願いを託し信じている『科学神話』を利用し、宇宙人が敵…!?科学神話の行には、現代人には少なからず心辺りがあるはず。最後にさり気なく出て来たキュピちゃん(たまの友だち宇宙人)で和みます。きゃっきゃうふふだけれど、なんとなく哲学してる神話体系8冊目。
2013/08/06
ソラ
科学も宇宙もたしかに”神話”と言えるかなぁ。科学的に説明できれば何でも信じてしまうところは神話的な側面かもしれない。それにしても話がとても壮大になってき当初とは遠いところまで来たなぁって感じ
2013/02/17
KUWAGATA
古来からの信仰されてきた神々の名が忘れられ、代わって科学が信仰されるようになる。それはある側面ではその通りかもしれないけれど、宇宙人はどちらかというと科学というよりオカルト信仰だろう…。話は壮大に広がっていきながらも、クライマックスに向けて徐々に収束していってるようにも思えます。願わくば、皆が幸せになるような最後を迎えてほしいですね。口絵のささみさん母娘の思い出話は、ちょっと胸が熱くなってしまいました。
2013/02/04
Yobata
闇の聖母・ブラックマリアとして生まれ変わってしまった日留女は神々をどんどん捕食していった。そんな危機を察知した残りの神々は、同じ捕食能力を持つ対抗兵器を作ることによってパワーバランスを保とうとしていた。しかしそれすらも計算の内に入れていた首領の手により歯車が狂わされていく。なんと鎖々美たちの前に宇宙人が現れる。首領の悪意によって汚染されていく世界で、産まれたばかりの鎖々美の妹・るるなはどのような役割を持つのか?そして宇宙人の目的とは?今回は科学神話。神話はあまり知らないから、いつも神話の部分は→
2012/06/19
baboocon
ささみさんに妹ができた!?神臣の自分に対するが如くるるなを猫かわいがりするささみさんだが、るるなちゃんの様子はどこか不自然で…。世界中の神々はラスボス・日留女への対抗策を話し合い、対抗兵器を用意するが…?宇宙人というのが人々が存在を信じ祈りを託すことで生み出された信仰対象というのは面白い解釈だけれど、それすらも利用しようとする悪意が恐ろしい。世界の終末を防ごうとする神々の思惑と人間の処遇、それに抗おうとするささみさんや情雨、邪神姉妹たち。母・呪々を喪い、幼年期に別れを告げたささみさんはがんばっていた。
2013/03/08
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