妹さえいればいい。 (ガガガ文庫 ひ 4-1)
妹さえいればいい。 (ガガガ文庫 ひ 4-1) / 感想・レビュー
shin
妹という存在を偏愛するラノベ作家の伊月が仲間達と過ごす日常の話。思わせぶりな弟の千尋、愛情がド直球な那由多、青春三冠王がしっくりくる京、ライバルにして友人の春斗など読んでてスッと入ってくる個性的な登場人物のやり取りを通じて、気心知れた者同士の楽しげな雰囲気が伝わってきた。どこか非現実的に捉えてたけど、巻末に寄せられた豪華なコメントを読んで振り返ると少し作家事情が覗けたような感覚も。出オチ感が半端じゃない冒頭の頭おかしい妹小説を生み出せる伊月が千尋の秘密を知ったらどう反応するかは見てみたくなったお話でした。
2015/05/23
まりも
ラノベ作家版はがない若しくはラノベ部な平坂読の新作。平坂読作品なだけあって、どのキャラも個性的で面白い。特に主人公のキチガイ具合は頭一つ飛びぬけてますね。冒頭のインパクトが凄まじすぎる。こんな作家の担当になったら胃に穴開くわw 編集の苦悩の日々とラノベ作家の生態を知る事が出来て読んでいて楽しい1冊でした。肝心の千尋の出番は少な目でしたが、彼女の抱えた秘密が今後の展開に大きく影響を与えそうなのでこれからに期待ですね。カントクさんのイラストも素晴らしかったし、次巻も楽しみ。
2015/03/19
よっち
妹がヒロインの小説しか書けないラノベ作家・羽島伊月と、彼のもとに集まる残念天才美少女作家・那由、イケメン作家・春斗、元同級生・京、そして通いで家事をする義弟・千尋たちの物語。ラノベ作家ものとはいえわりとゆるめの日常描写で、一見気ままにお気楽に生活しているように見える彼らも、一方でそれぞれが悩みや葛藤を抱えているというギャップが魅力。テンション高めで突っ走るストーリーはやや読む人を選ぶような気もしましたが、最後に突っ込んできた秘密がどう今後に繋がっていくかですね。鉄板にも見えますが、予想を裏切る展開に期待。
2015/03/18
異世界西郷さん
作者の新作ということで購読。題名に「妹」というワードがありますが、今回は妹というよりもラノベ作家あるあるをまとめたお仕事ラノベの色彩が強いです。お仕事の側面から読めば興味深い内容が多いのですが、リアルに妹がいる身としては主人公の妹についての考え方に全く共感できなかったのは少し残念でした。最後のオチも割りと序盤で気づきましたし。とはいえ、カントク絵は実に素晴らしかったです。p47とかp243とかgjすぎて電車の中であることを忘れて思わずニヤけてしまいました。
2015/03/23
友和
「なんじゃこりゃーー!」と叫びたくなった。ほとんど呆れるぐらいに馬鹿馬鹿しいが、そのなかに真面目なところもあり、よかった。
2015/03/31
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