ストライクフォール (2) (ガガガ文庫 は 5-2)
ストライクフォール (2) (ガガガ文庫 は 5-2) / 感想・レビュー
まりも
待ちに待った最新刊。史上類を見ないルール違反を犯した雄星。運営の協議の結果、雄星は二軍練習場に送り込まれることになる話。なるほど、ここまでがプロローグでしたか。ストライクフォールの新たな時代そのものとなる雄星の活躍、仲間達との出会いや確執、そしてストライクフォールという競技そのものの意味と、今回は雄星がプロとして羽ばたくまでを描いているだけあって、非常に読み応えのある内容になってましたね。未来へ向かって歩く姿はとてもカッコ良かったです。恋模様含め今後の展開が楽しみだし、続きを早く読みたいな。
2017/03/18
よっち
史上類を見ないルール違反で、契約こそしたものの処分決定を待つ間二軍へと送られる雄星。前代未聞のスキャンダルを起こした異邦人に選手たちはただただ冷たく、無数の敵意にさらされる第二弾。ストライクフォールを別の競技に変えてしまった雄星の慣性制御技術の衝撃。一方で孤立し基本もなっていないがために二軍の中でも活躍できない現実。葛藤しながらも新しい戦いを始める周囲に触発され、もう一度向き合うようになった雄星が出したひとつの答え。競技も転換期を迎えて彼を巡る人間関係を含めて物語としてもここからですね。次巻が楽しみです。
2017/03/17
まるぼろ
前巻にて死んだ英俊に成りすまして試合に参加した結果、ストライクフォールに置ける重大な違反と人類初の慣性制御飛行という功罪の結果、シルバーハンズの二軍からスタートする事になった雄星だが…と言うお話。今巻も面白かったです。雄星がクエスター・アサルトを与えられてからは前向きに話が進んでいただけに、レイカのあの行動には呆然としました。ですが、そんなレイカ達が仕掛けた「戦争」を文字通り力押しであれストライクフォールと言う「スポーツ」のままに事態を収めたのは良かったな、と。ですが問題は根深そうで…次巻も楽しみです。
2017/08/31
真白優樹
二軍の練習場に送られる中、戦争と競技の狭間で迷い見つめ、歩き出す今巻。―――戦争ではなく競技として。もう一度、歩き出す。転換期を迎える競技、そして変わりだす世界。そんな中で新たな仲間達と出会い、競技に向き合い雄星が答えを抱えて歩き出す今巻は、壮大な序章の後編という事もあり雄星がプロとして、黒を纏い歩き出すまでが静かに、だがとても凄まじい熱量を込めて描かれており、夢を問い、再び夢を抱えて歩き出す少年の姿がとても眩しいものとなっている。変わり始める世界の中、雄星は時代の魁になれるのか。 次巻も楽しみである。
2017/03/20
ヱロ本Gメン
戦争とスポーツというテーマは興味深い。ただ「万能の泥」「宇宙の王」といった根底をなすだろう設定が宙ぶらりんなのでモヤモヤする。雄星のキャラがイマイチ(年配者への言葉遣い悪過ぎ。仮にも文明社会育ちのスポーツ選手なんでしょ?)なのは兎も角、もっと設定説明をして欲しい。レイカとの会話にあった「太陽系大障壁」って何よ?ついでにストライクフォール競技のイラストやルールブック等の付録も。今のままではストライクフォールという「スポーツ」の魅力があまり感じられない。ガンプラの方が面白そうだよ。続きには大期待!
2017/03/20
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