日本永代蔵: 現代語訳・西鶴 (小学館ライブラリー 23)
日本永代蔵: 現代語訳・西鶴 (小学館ライブラリー 23) / 感想・レビュー
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
諸国話や置土産ほどワクワクしなかったのは昔の商いの話だったからか。どんなことをしてでも生きていけるんだなあと思った。貧病に効く長者丸の処方「早起き5両、家業20両、夜業(よなべ)8両、倹約(しまつ)10両、健康7両の50両」そして大事な毒断ちとして美食好色などなど「口に出しても心に思ってもいけません」という数々の項目。それだけ慢心によって身持ちを崩してしまう商人が多かったのだなあと思った。
2016/10/01
yasu938
2021年70冊目。1687年の執筆。カネがカネを生むと西鶴が表現した時代の経済小説。いかに長者になるか、いかなる長者であるべきか。現代にも通じることが多い。
2021/05/09
禿頭王
☆5。「倹約の神様のお告げどおりに働いて金銀を溜めるがよい」「金銀にまさる宝のあろうはずはない」「早起き五両・家業二十両・夜業八両・倹約十両・健康七両」「何事も身についてしまうと、どんな悪事でも自分ではそれとわからなくなってしまうものだ」「この世でなくてはならぬ物は金だ」人間とお金にまつわる金言が随所にちりばめられている。現代語訳もとても読みやすい。
2020/01/01
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