西鶴置土産: 現代語訳・西鶴 (小学館ライブラリー 103)
西鶴置土産: 現代語訳・西鶴 (小学館ライブラリー 103) / 感想・レビュー
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
太宰の「お伽草紙」を先に読んで、元ネタであるこの話を読みたくなった第二弾。諸国ばなしは西鶴初期の作品、こちらは晩年の作品でブラックさがアップしていると解説にあった。が、特にブラックさは感じなかった。女郎に入れ込んで数十億数百億の財産を数年で食いつぶし、落ちぶれていく人たちの話。貨幣価値を現在価値に換算しながら読んだが、意外と家は高く売れてるし遊郭の日当もよい。その割に込め1kgは540円ぐらい。今の方が貧しいのではと、本とは関係ないところでしみじみしてしまった。
2016/09/13
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