数え方の辞典
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数え方の辞典 / 感想・レビュー
南北
ゆる言語学ラジオで紹介されていたので、読んでみた。「助数詞」の辞典で、品目ごとの助数詞と助数詞・単位一覧の2部構成になっている。ホームランや缶ジュース・映画・原稿などは「本」で数えるが、同じ缶詰でもアスパラガスだと「個」となったり、写真や絵はがきを「枚」で数えるのが一般的だが、「葉(よう)」で数えると印象が変わってくる。犬型のペットロボ(AIBO)をメーカーは「点」で数えていたが、発売後は「台」で報道され、その後購入した人たちの間で「匹」で数えられるようになったなどのコラムも掲載されていておもしろい。
2022/04/08
ラグエル
実に、事典であった。ここから意外性のあるものを抜き出して、やっと話のネタに。たとえば。宇、って何の数詞、とか。柱、って、棹、って、具って、とかね。だいたい、つ、とか、コ、とかで済ませられるところ、突っ込みたいときに使えますかね。
2012/07/13
ris3901
本当に辞典でした。一章は、あらゆる数えられる名詞が50音順にならべられ、数え方が載っています。この言葉の単位は?と思ったときや広く知りたいときに便利。二章はその単位の50音順の一覧。「犬(けん)」という単位があるんだ!などこちらも発見があり眺めていて面白いです。2004年初版。
2018/05/18
ロドリゲス
珍しい数え方だけを取り出して紹介している雑学本ではなく、数え方という視点から日本語の繊細さをまとめた本格的な辞典。 特に第2章の助数詞解説や意味,使い分けのポイント,類似する数え方との比較例文が豊富で丁寧です。★★★★★
2017/05/16
アセロラ
書名の通り、ものの名前「あ」のつくものから、順に辞典形式で数え方が載っています。【おばけ】は「匹」「人」、【貝塚】は「貝塚」、【神社】は「社」、「宇」で数えます。【失敗】は「つ」「度」。次の失敗は予測できないので「回」ではない。一方【成功】は、「度」「回」「つ」。前向きですね。今の季節、【鏡餅】を丸餅大小2枚で「ひと重ね」「ひと据(す)わり」と数えたら粋ですね。巻頭のカラーページには、身近なものが載っています。【手袋】は両手で「一双」、【五重塔】は「基」で数えます。なんだか頭が良くなった気分です。
2019/12/12
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