日本の古典―完訳〈53〉万の文反古・世間胸算用
日本の古典―完訳〈53〉万の文反古・世間胸算用 / 感想・レビュー
わ!
(私が読んだのは「おうぶう」版)大判の2冊組のシリーズ本。どうやら井原西鶴の名作集のようである。2冊組の一冊は、原本の複写、つまり江戸時代の本をそのまま白黒コピーしたもので、もう一冊には、現代語訳と解説が書かれている。なんといっても井原西鶴の文学は、書かれた時代が江戸時代であるにもかかわらず、お金に人生を翻弄される人間が発生し始めているというところが面白い。ただし通勤電車の中で、西鶴を読むのであれば、こんなに大きなサイズの本より岩波文庫の方がよほど読みやすい。(何より軽い!)
2020/07/21
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