昭和文学全集: 川端康成 岡本かの子 横光利一 太宰治 (第5巻) (昭和文学全集 5)
昭和文学全集: 川端康成 岡本かの子 横光利一 太宰治 (第5巻) (昭和文学全集 5) / 感想・レビュー
KAZOO
この巻には、川端康成、横光利一、岡本かの子、太宰治の作品が収められています。ほとんど読んでいる作品ばかりでしたが、いくつか読みなおしました。川端の「美しい日本の私」は掌編ながら日本古来の和歌などに対する気持ちがよくあらわれています。横光利一の「純粋小説論」はプロレタリア文学に対する著者の考えが読み取れます。岡本かの子の「東海道五十三次」はご主人に連れられての東海道歩きが珍しい紀行文となっています。
2023/02/13
Tonex
太宰治の年譜と解説のみ読む。この解説によれば、太宰治は傷つき易い剥出しの自我と肉体を持っているので、「いかに手のこんだフィクションを交えて作品が書かれていても、また人間太宰治の言動に謎や韜晦があったとしても、彼の内部はよく見え、精神構造は辿ることができる」らしい。
2013/08/09
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