昭和文学全集: 澁澤龍彦 中野孝次 三木卓 色川武大 田中小実昌 他5人 (第31巻) (昭和文学全集 31)
昭和文学全集: 澁澤龍彦 中野孝次 三木卓 色川武大 田中小実昌 他5人 (第31巻) (昭和文学全集 31)
- 作家
- 出版社
- 小学館
- 発売日
- 1988-11-10
- ISBN
- 9784095680316
昭和文学全集: 澁澤龍彦 中野孝次 三木卓 色川武大 田中小実昌 他5人 (第31巻) (昭和文学全集 31) / 感想・レビュー
KAZOO
この昭和文学全集の未読の巻もあと2巻を残すのみとなりました。ここでは、澁澤龍彦、中井英夫、中野孝次、三木卓、色川武大、田中小実昌、金井美恵子、三田誠広、青野聡、立松和平、村上龍の諸作品が収められています。ここにある作品はかなり私の年代と同じような作者のものでかなり既読の作品がありました。ただ金井と青野は未読でこのような作家もいたのかという感じを受けました。青野は11年間、日本から離れていたようです。印象に残るのは中井、中野、色川、田中、立松の作品でした。
2024/11/09
michel
★4.6。初めて読むな田中小実昌。解説に〈やさしくて、むずかしい。逆にむずかしくて、やさしくい〉とあるが、まさにそれ。哲学的。体験に基づいて書かれた小説なのに、叙情性はきれいさっぱり省かれる。"物語"ではなく"事実"にこだわる。〈あのとき、北川はぼくにそのはなしをした。それがすべてではないか。〉〈北川がぼくにはなした、そのことがすべてなのに、ぼくは、その内容を物語にした。〉〈ぼくたちのありように区切りなんかあるまい。物語には区切りがあったり、そこでおわったりするけれども…。〉宇野浩二を読む、と。納得。
2022/02/27
ren
ねむり姫はなかなか。
2004/08/29
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