稲生物怪録絵巻: 江戸妖怪図録
稲生物怪録絵巻: 江戸妖怪図録 / 感想・レビュー
テツ
広島県に伝わる怪異譚。三次藩藩士の稲生平太郎が肝試しにより妖怪の怒りを受け以後三十日間に渡り彼の屋敷に様々な怪異や妖怪が入れ替わり立ち替わりやってくるが悉くこれを退け、遂には妖怪の頭領である山本五郎左衛門が彼の勇気と胆力を褒め称えにやってきてその証に小槌をくれるという物語(小槌は今でも現存しているとか) 幽霊とか鼻毛の先ほども信じていないけれどこの手のお話は昔から大好きで稲生物怪録自体も大好きです。絵巻部分も多く妖怪の一覧もありこの手の物が好きな方には絶対にお薦め。
2017/02/17
カヨ
ふと百物語をしてから始まる屋敷への妖怪達の驚かし、三十日間も続いたのを16歳の少年稲生(平太郎)が逃げず怯えずに過ごしたのには驚きました。お客人達が驚き震える中笑い飛ばしたたっ斬ろうとしたり肝が座ってます。驚かしも愉快なものから恐ろしい物まで様々。24日29日のは綺麗そうで
2015/01/05
kazhc57
御伽草子を読もうと思って図書館で適当に予約したらそれが学術書で、それなりに面白いものの楽しめるものではありませんでした。この稲生物怪録絵巻は、前から内容は少し知っていたのですが、今回しっかり物語も絵も読み込めて大変楽しい読書でした。「三好実録物語」と「稲生物怪録」はほぼ同じ内容の物語で、それを絵巻にしたのが「稲生物怪録絵巻」これら3巻が全部含まれていて、現代語の抄訳と、原典が両方納められています。大きい本なので電車の中で読むのに苦労しましたが、やはり絵がついているとぐっと読んでて楽しいですね。
2024/08/28
耄碌先生
★★★☆☆68点
2022/09/21
感想・レビューをもっと見る