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永遠の詩 (全8巻)1 金子みすゞ (永遠の詩 1)

永遠の詩 (全8巻)1 金子みすゞ (永遠の詩 1)

永遠の詩 (全8巻)1 金子みすゞ (永遠の詩 1)

作家
金子みすゞ
出版社
小学館
発売日
2009-11-25
ISBN
9784096772119
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永遠の詩 (全8巻)1 金子みすゞ (永遠の詩 1) / 感想・レビュー

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あきあかね

 眼差しの転換。詩というものは元来、普段見慣れたものを、新たな視点で捉え直すことで生まれるのだろう。とりわけ、金子みすゞの詩には、自分以外の力弱きもの、苦しい立場にあるものにそっと光を当てる、優しい眼差しが通底している。 みすゞは、夫から創作を禁じられ、悲しい離婚の末、一人娘まで夫に引き取られることになった日、毒を仰ぎ二十六年の短い一生を終えた。世界を優しく捉える心が、辛い現実に向き合わざるを得なかったことに胸が痛むが、その作品は時を超えて、多くの傷ついた人びとを癒やし、あたたかく包み込む。⇒

2020/01/23

kanata

みすゞについては子どもの頃、詩の好きな母が聞かされ「怖い」と感じていた。彼女が元夫から娘を守るため、一目見てはっとさせられる写真を撮り自死した年齢を超えても、彼女のような優しく伸びやかな芯は、わたしには、ない。時代が違うといえばそれまでではあるけれど、それでも彼女を羨望のまなざしで見つめてしまう自分がいる。/「土」の解説に【こっつん、こっつん、/打たれる土は、/よい畑になって、よい麦生むよ。】をどう読むかとあるが、【こっつん】から土を打つ側の想像しかできない自分に失望。もっと柔軟に読めばいいんだ。

2018/02/08

りえこ

かわいらしい詩がたくさん。若くして亡くなられたのが惜しい。

2016/04/30

neco

子どもの視点で世界を見たら、きっとこうなのだろうなぁ。瑞々しくて、優しくて、不思議を当たり前としない感覚。もったいなくて、すぐに読み終えることが出来なかった。詩は良い。短い言葉で、ありありと感覚を呼び覚ましてくれる。私は、今は「花のたましい」が好きだ。こんな風に生きてゆけたらと思う。

2018/12/11

Kei.ma

赤い色した綿入れを着た女の子。シャボン玉がふわふわと。ふっくらほっぺが可愛くて。透き通った指が可愛くて。手のひらに、お星さま、お日さま、土のなか、海のなかがあるみたい。シャボン玉が飛んでいったら、神さまの白い衣装かな、命という名のお顔かな、見えた。金子みすゞさんを手に取ると、ふっと、いつも何かが生まれるよう。新しいいのちが生まれるよう。うれしいな。

2020/03/04

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