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永遠の花

永遠の花

永遠の花

作家
蜷川実花
出版社
小学館
発売日
2006-11-11
ISBN
9784096820070
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永遠の花 / 感想・レビュー

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ミナコ@灯れ松明の火

熱帯の太陽に照らされても萎れることのない人工の花たち。墓地という本来静謐であるべき場所と、クラクラするような人工的な激しい色合いが不思議と喧嘩していない。人工の花は華やかで美しいけれど毒毒しい。今の私が思う、生死の境界線上にあるという花畑はもっと穏やかな暖色の光にあふれた世界だけれど、もし本当にその場に立った時、こんな激しい光景だったら、それも何だか悪くないなあ。

2011/11/03

tom

蜷川実花が撮る写真の色遣いの怪しさが気になる。写真プリントのお値段を調べると安くて14万円、お高いものは気81万円。購入は諦めて(というかとても無理)、この写真集を図書館に注文。この写真集、お墓に飾られている造花を撮ったもの。そうですかあ、お墓のお花の写真でしたかと、ちょっと驚き、気持ちも萎える(笑)。彼女が監督をした太宰の映画、これを見に行くのかどうか思案中。映像は見たいが、ストーリに笑ってしまいそうで、気持ちが定まらない。

2019/09/11

ゆみはり

空の鮮やかさが毒々しい。墓地の造花がどこかこの世界から外れてしまったかのような情景を作り出している。水が弾ける花弁に、布目が浮き出ている様子はドキリとさせられた。最後の文章まで、極彩で鮮烈。

2016/06/25

影法師

毒々しいというか、ケバい感じ。どうにもこの方の作品は私には合わないらしい。

2011/05/04

LUCY

色鮮やかな花々。明るい空と合わせて目眩のような、クラクラした感覚に陥る。これらの美しい花々が人工物だなんて、説明されるまで気付かなかった。蜷川実花ワールド全開。

2011/04/18

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