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BLUE MOMENT

BLUE MOMENT

BLUE MOMENT

作家
吉村和敏
出版社
小学館
発売日
2007-12-13
ISBN
9784096820230
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BLUE MOMENT / 感想・レビュー

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雪紫

はぁ・・・ふぅ・・・青と闇の世界に魅いられる・・・。綺麗。

2021/06/12

aiaimo`olelo

子どもの頃の影踏み遊びを思い出した。昼間の影は本体に忠実な影で、だから安心して遊びに興じることができていた。だけど、夕刻になり日が沈むと、名残りの影は不思議と意思を持ち始める。今にも動き出しそうな影。現と幻の境い目がぼやける時間は少し不気味なのに、惹かれもするのだ。『BLUE MONENT』はそんな瞬間がたくさん切り取られている。漁港の湊町で小さな店が、針葉樹林に抱かれた森でホテルの窓が、それぞれに灯りを点していく。その背後にそびえる白藍の山の尾根。いつしか影は飲み込まれ、そこには静謐な美が潜むばかり。

2021/11/08

みずたま

良く晴れた日に、夜の闇が始まる前と終わる後に数分だけ訪れる"空が藍色に染まる時間"この時間をおさめた写真集。北欧の人々はこの時間をタイトルの「BLUE MOMENT」と呼ぶそうです。とにかく美しい。この景色を自分の目で確かめられたらいいのに。オススメです♪

2015/05/05

ひめありす@灯れ松明の火

それは、朝でもなく夜でもない。青い時。一日の内、たった六分間の、名前のない時。なんて美しい世界なんだろう。何かが死んで、何かが生まれるような、そんな時めくような嬉しさと、絶望の様な悲しさが同居している。この本のBGMはbaseballbearの『深朝』(しんちょう)ひんやりと美しい絵に、絶望と希望の歌声が響いた。

2011/07/15

遠い日

「ブルーモーメント」とは、夜の闇が始まる前と終わる後の僅かな時間を、北欧の人々はそう呼ぶらしい。青、碧、紺、藍、全ての「あお」が写し取られた写真の美しさ。闇の始まりと終わりにも、ちゃんと写り込んだ空の色があることに感動を覚える。

2015/04/22

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