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新版 奇想の系譜

新版 奇想の系譜

新版 奇想の系譜

作家
辻惟雄
出版社
小学館
発売日
2019-02-04
ISBN
9784096822890
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新版 奇想の系譜 / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

ちくま文芸文庫版もありましたが、大きい版で読みたいと思い、こちらを選びました。おかげで、文庫版での白黒の画像、頁の開き方次第で絵の細部が見えずにストレスが溜まるなどのストレスがなくなり、嬉しいです。今見てもダイナミックさと先進性が溢れた奇想的な日本芸術を紹介しています。曽我蕭白の伊勢での奇行を評した当時の文章に笑いながらも芸術のための佯狂の可能性があったというのは唸りました。そして歌川国芳の作品に海外絵画からの本歌取りがされていたという点も興味深かったです。

2019/05/27

sofia

文庫本で読み、カラーを見たいので図書館で見る。(バッグの中に入れるのは文庫本、カラーの絵を見たいなら重たいこちらの本)岩佐又兵衛、蕭白のどきつさはカラーがわかりやすい。又兵衛、山雪は知らなかったのでこちらで色もよくわかる。文庫本には書かれていない「その後のー」の解説や絵も載っている。

2024/08/12

とある内科医

図書館より。奇想=エキセントリックと言えば、少年ボウイが繋がるのだが、ともあれ眺めて楽しい本。個人的にはどうしても若冲に釘付け。気になって仕方がない。

2023/01/03

Makoto Yamamoto

友人の勧めでこの書を手に取った。 取り上げられた画家の代表作は実物を鑑賞し、所謂伝統からは外れたような作品が多いが、大いに感動した。 ただ、解説で書かれている内容については必ずしも納得できなかった。 著者の思いと参照された文献等で書かれている内容からは画家の思い等が伝わってこなかった。 単に著者と私の感性の違いだろう。

2021/04/22

RASCAL

今年の春、東京都美術館で開催された「奇想の系譜展」を見に行った。伊藤若冲目当てだったのだが、岩佐又兵衛、狩野山雪、曽我簫白、長沢芦雪、歌川国芳の作品も正に奇想、アヴァンギャルドな作品群に魅了された。元ネタの本も読んでみたくなったが、かなり高い本だったので、図書館で半年待ち。装丁もきれいで解説も面白く、展覧会の記憶をたどりながら読んだ。満足!

2019/10/15

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