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悪魔のりんご

悪魔のりんご

悪魔のりんご

作家
舟崎克彦
宇野亜喜良
出版社
小学館
発売日
2006-11-01
ISBN
9784097260011
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悪魔のりんご / 感想・レビュー

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nuit@積読消化中

すごくいい話だ〜〜(感涙)。ネタバレになるので深くは書きませんが、どんな悪もピュアな愛情には勝てませんね。素敵なお話にぴったりの巨匠宇野亜喜良さんの絵が独特な味わいも出しており実に素晴らしい!心が洗われます。

2016/07/16

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

舟崎克彦氏は挿し絵画家でもありますが、本書では物語に専念しているようです。宇野亜喜良氏が描く少女の妖しい美しさが、物語が持つファンタジックな魅力を高めていると思います。年老いて魔力をなくした悪魔。母親とはぐれ独りになってしまったジプシーの少女。つむじ風が吹く荒野で二人は出会います。空腹だった悪魔は、少女を食べてしまおうと企みますが、疑うことを知らない少女の真っ直ぐな瞳に悪魔の心は揺れ動きます。一計を案じた悪魔は、少女に目を閉じさせ、最後にたった1回分残っていた魔力を使うのです……。2006年12月初版。

2015/01/12

へくとぱすかる

どこかの砂漠で年とった悪魔が少女と出会い、食べてしまいそうな展開に。しかしトシのせいで魔法はほとんど使えない。「わしもヤキが回った」と言いそう。白雪姫のような作戦をじっくり進めていたら、ああなってしまうのだが、カドが取れているというか、悪魔がついホロッとしてしまったり、神さまに助けを求めるとか、ぽっぺん先生シリーズの作者だけあって、すごくユーモラス。こんな腰抜けの悪魔なんてありえない、というツッコミもできそうだけど、もし悪魔でなかったら、ラストに納得いかなくなるだろうなぁ。そのための設定だと理解したい。

2022/01/06

gtn

外見は飢えと征服欲に満たされているように見えるが、内面に一分の慈悲がある故に少女は救われる。悪魔の一片の良心は、少女の心に永遠に残り、後世にも受け継がれてゆく。

2020/10/27

かおりんご

絵本。結果的には、いい話。悪魔は悪魔じゃなかったらしい。女の子の優しさもいい。

2014/09/01

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