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絵本 きいろいゾウ

絵本 きいろいゾウ

絵本 きいろいゾウ

作家
西加奈子
出版社
小学館
発売日
2006-07-25
ISBN
9784097262039
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絵本 きいろいゾウ / 感想・レビュー

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とよぽん

読友さんの感想を読んで。絵も物語も何て素敵な絵本なんだろう! 西さんの絵は、「字のないはがき」で初めて見たが、この「きいろいぞう」で独特の画風と再会した。夜空が、うっとりするほど美しく描かれている。お月さまが神格化され、その恩恵にあずかっているきいろいぞう・・・。実は、病気の女の子と同じように寂しかったんだね。空を飛べない灰色のぞうになって仲間と暮らすのは、何を暗示しているのだろう?

2021/12/27

lonesome

主人公のおんなのこはきいろいゾウに仲間という希望を与え、きいろいゾウはおんなのこに生きる希望を与えたんだなあと思う。きいろい輝きを手放すことも、世界中を旅していつかきいろいゾウを探そうという気持ちもとても尊いもの。絵も、特に力強いきいろいゾウの絵が好きだ。

2014/04/30

AKIKO-WILL

小説家の西加奈子さんの絵本!色彩が綺麗で絵本だけど内容が小説みたいにファンタジーに溢れていて読み進めるのが楽しくなる。空を飛べるきいろいゾウが身体の弱くて外に出れない女の子を一晩遊んであげる話!最後まで夢を持たせてくれる素敵な絵本でした。

2015/03/01

さらば火野正平・寺

小説『きいろいゾウ』は以前に読んだが、その中に登場したこの童話はすっかり忘れていた。読み始めてジワジワと思い出す瞬間というのも案外気持ちが良いものだ。その童話部分をピックアップして絵本に。絵も西加奈子が描いているのが偉い。改めて素敵な話だ。空を飛べる黄色い象が、病に悩む孤独な少女を連れて、一晩だけの世界旅行。そこで見かけた飛べない灰色の普通の象達。少女の言う「淋しい」に触発され、黄色い象はその能力を捨て、普通の象になる事に。この辺でいろんな事を考えさせられる。強さと淋しさ。そして捨身。お勧め。

2015/03/28

mori_mori

ここで同じタイトルの「絵本」があると聞き読んでみました。 小説の中の物語が、こうやって形になって本になるっていいですね~ 1つの物語としてあらためて読んで、少女とぞうの哀しさが伝わってきて素敵な切ないお話でした。 西さんの描かれた「絵」が強く、大人の絵本っていう感じです。 もう少し柔らかな印象の絵にしたら、感じが変わって別の子供向けの素敵な絵本になった様な気がします。

2014/03/08

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