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ぼくのなまえはイラナイヨ

ぼくのなまえはイラナイヨ

ぼくのなまえはイラナイヨ

作家
ミック・インクペン
Mick Inkpen
角野栄子
出版社
小学館
発売日
1997-05-01
ISBN
9784097270775
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ぼくのなまえはイラナイヨ / 感想・レビュー

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千穂

引っ越しの時、置いてけぼりにされたぬいぐるみ。うでもみみももげて捨てられる寸前だった。名前は?最後に聞こえた言葉が「いらないよ」だったから、イラナイヨ。英語のnothingも悲しい響きだけど、無事もとの家族の所に戻り、修繕され赤ちゃんのお友だちになれた。よかった〜〜

2019/08/16

Nori Shamp

引っ越しの日いらないからと置き去りにされたボロボロのぬいぐるみ。なんだかとても可哀想です。ねずみに促され外に出るとそこは屋根の上。長らく真暗な世界にいたから、星空を見上げた時は嬉しかったんです。でも水に映った自分の姿を見た時に、自分の名前も忘れた自分はいったい誰なんだろうと、悲しくて泣き出してしまいます。猫に助けられ連れて行かれたその先で・・最後は素敵な仕掛けで、どうなるんだろうと心配そうな顔で聞いていた子ども達を「よかったぁ」と安心させてくれました。切ないけれど心温まるお話。始まり方もドラマチックです。

2012/10/09

息子が一時期はまっていた「キッパー」の作家さんだったので。表紙をパッと見で、てっきり猫が主役の話かと思ったら、その横にいる汚ないぬいぐるみが主役だったのね(*^^*)「これはいらないよ」と言われたので、自分の名前を「イラナイヨ」と思ってしまう謎のぬいぐるみ。自分探しの冒険へ。

2012/06/03

ここまま

忘れ去られ、ボロボロになった小さなぬいぐるみは自分の名前も知らない。名前をあたえられ、愛されることによってアイデンティティーを獲得するんだな。うん、深い。

2017/11/15

遠い日

イラナイヨの本当の自分を取り戻す小さな旅。賢い猫のトビイと出会えてよかった。自分の名前を「イラナイヨ」とした時の頼りない気持ちを、大きな愛が塗り替えていく。確かな愛の歴史と新たな愛される存在として、イラナイヨは新しい名前で生き直す。

2018/01/28

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