アンデルセンの絵本 マッチ売りの女の子
アンデルセンの絵本 マッチ売りの女の子 / 感想・レビュー
クリママ
文:角野栄子、絵:黒井健 読みやすい文、優しい絵。ただ、辛い現実を前に、死んで優しいおばあさんのところに行けてよかったねと読み取れるようで、微妙に違和感が。また、「手袋を買いに」「ごんぎつね」の黒井健の絵は大好きだが、このおばあさんの造形はちょっと違うような。数多く出版されている他の「マッチ売りの少女」も読みたいと思う。
2017/04/15
たまきら
クリスマスコーナーにこれを置くうちの図書館のセンスにほろり。最初「なんでおうちに帰らないの?」と不思議そうだったオタマ。なんとこの本では彼女は孤児ではなく、DV親がいるんです。夫は聞きながら「ええっ!?そうだったっけ?」ほ、ホントだよね。読み終わってオカン涙ポロリ。最後の絵にやられました。オタマはしばらくじっとしてたのですが、感想は何も言わず。…てこたあ、結構胸に来たな。彼女にとっても親にとっても初バージョンなマッチ売りの少女でした。
2016/11/25
♪みどりpiyopiyo♪
クリスマスの最中、大晦日の夜 マッチ売りの女の子は…。■お馴染みのアンデルセン童話です。子供の頃に読んだ時よりも 救われる心地がしました。この時代、虐待されてる子供が他の方法で救済される事は難しかったのでしょう。■小学館の、角野栄子さんの文によるアンデルセン童話シリーズの1冊。絵はお話毎に違う人です。この本は黒井健さん。金髪巻毛に切れ長の目が寂しげで。■マッチがなくなったとき、女の子は天国のおばあさんのもとへ静かに召されていきました。もう、辛い事も こわい事もないよ。(原作1848年。2004年)(→続
2017/12/31
小夜風
【図書館】おおっ…泣けなかった!マッチ売りの少女を読んで泣かなかったのは初めてかもです。角野栄子さんの訳が子どもに判り易く優しく書かれているからでしょうか?黒井健さんの絵が優しくて温かいからでしょうか?でも、最後のマッチの残骸が心を締め付けます。
2015/04/01
あおい
寒さでかじかむ体を暖めようとすったマッチは女の子に幸せを見せる。女の子は辛い現実を抜け出し炎の中に現れたおばあちゃんと共に空へ。ラストのページのマッチの燃えかすが悲しい。
2021/03/31
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