アンデルセンの絵本 野の白鳥
アンデルセンの絵本 野の白鳥 / 感想・レビュー
ひめありす@灯れ松明の火
幼い頃に読んだのは「11羽の白鳥」というタイトルだった気がします。挿絵がほのぼのとして愛らしく、手に取りました。ちょっと前に読んだ本でこの兄弟の関係が昏い歓びに溢れた解釈をされていて、それも一つ読み方なのでしょう。だけど今回読んで感じたのはやはり健気さと互いを思い合う優しさでした。王様も見る目のある男でよかったなーと。無言のプロポーズなんて素敵だ!最後末の王子だけ片腕が白鳥のままという落ちは幼い頃に読んだ本にはなかったので、なんか面白くてより一層ほのぼのしました。だけどよく考えるとそこだけ悲惨な結末かも!
2017/04/23
小夜風
【図書館】講談社の「世界のメルヘン」を読んで育ちました。その中でもこのお話は池田浩彰さんの挿し絵が本当に美しく、とても印象に残っている大好きなお話です。バーナデット・ワッツさん初読み。可愛らしい表紙に興味がわき手に取りました。…が、やっぱり池田さんの挿し絵は越えられないな~。印象的な場面が挿し絵として描かれていないので、挿し絵が全体的にぼんやりしてるように感じました。この絵本で初めてこのお話に触れる子どもたちはどんな感想を抱くのかなって思いました。うう…池田浩彰さんの挿し絵で復刻してほしいと切に願います。
2015/03/02
おはなし会 芽ぶっく
昔話の継母というのは可愛がってはくれない存在なのが定番ですね(>_<)。幸せに暮らしていた11人の王子たちは、白鳥に姿を変えられ、お姫さまも追い出されてしまいます。兄妹が再び出会えた時、お姫さまは王子たちを元に戻そうと…。
2020/03/06
あおい
幸せに暮らしていた11人の王子と美しい姫。継母がやってきて王子達は魔法で白鳥に変えられ姫は城を追い出される…王子達の魔法を解くため頑張る姫が健気。1番下の王子の片腕はどうなったのか…
2019/11/17
ヒラP@ehon.gohon
どことなくグリムの『七わのカラス』を連想したのですが、この話は、いろいろなエピソードが盛りだくさんです。 王様と後妻、白鳥となった11人の兄たちの生活、妹エリサが兄たちの魔法を解くための努力、誤解されて火あぶりの刑に処せられようとしたこと…。 様々なことが盛り込まれているのですが、なんだか深みを感じないのです。 ワッツの和み系の絵のせいかもしれませんが、絵本の中に語られるには、少し内容が多すぎるかもしれません。 いろんなことが気になってしまいました。
2012/04/25
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