若者はなぜ殺すのか-アキハバラ事件が語るもの (小学館101新書 15)
若者はなぜ殺すのか-アキハバラ事件が語るもの (小学館101新書 15) / 感想・レビュー
金吾
いろいろな事例で説明していますが、人殺しまでいくのは特異な話だと思いますので、例をもって若者全体をイメージアップはできないと感じました。
2020/01/23
Takao
2008年12月6日発行(初版)。2008年6月8日の秋葉原事件から半年後の出版。発行直後に購入したものか。10年近く読めなかったのは「若者が人を殺す」という思い題材からだろうかと自問する。著者は、若者の無差別殺人を「極限の自己崩壊」から説明する。原因は学校でのいじめによって人間としての尊厳を根本から否定されたことや「教育家族」のもとでの「子殺し」。すでに親によって精神的に「子殺し」された若者が、親を殺し、あるいはそれを果たせない者が無差別殺人や自殺に走る。救いは「子どもたちの声に耳を傾けること」。
2017/11/12
俺のタン塩
若者はこう思っているという著者の一方的な意見がつらつら書かれているだけ。若者・子供擁護の視点に偏っていてどうも説得力に欠ける。最近の事件を事例として扱っているがまとまりに欠け一つ一つに対する考察をもっと入れたほうが良いと思う。
2013/03/08
しゅんぺい(笑)
心理学的な内容やったらいややなーと思いながら、でもゼミの課題の材料やから読まななあと思いつつ読書。 最近このような内容に距離をおいていたため、ひさしぶりにこの手の本を読んだけど、共感できるところが多くておもしろかった。 無差別殺傷、親殺し、自殺の背景に真っ先に「子殺し」があるということ。重く受け止めないとあかんと思います。 「受けとめ手」の存在、それに気付ける親たち、まわりのひとたちがどれだけいるだろうか。 終章の重みが好きです。
2012/09/17
しげ
「若者はなぜ無差別に人を殺すのか」と「若者はなぜ自分自身を殺すのか」について書かれていました。秋葉原無差別殺傷事件だけでなく、その他のさまざまな事件についても取り上げられていました。全体的に著者の主観が強く入っており、小説を読んでいるような印象を受けました。解決策を提示していた終章にもっと厚みが欲しかったです。
2012/04/07
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