いま、こころを育むとは (小学館101新書 65)
いま、こころを育むとは (小学館101新書 65) / 感想・レビュー
ブルーローズ
たとえば「いじめ」について、司馬遼太郎氏の著作から引用し、日本のシステム上おきやすことを指摘する。講演をまとめたものなので、多少似通ったところもあるが、歴史や古典、自然から日本文化を学びなおすことも提言されている。
2010/11/24
よし
著者が「こころを育む総合フォーラム」で講演したもののうち6回分を収録した本です。どの話も様々な歴史や御自分の経験などを引用しながら分かりやすく話しています。こころを育むことは大切。しかし、どうやったら育むことができるのかが分からない。けれども、大切なことは自分自身で考え行動することだというメッセージが伝わってきました。近く、山折さんの講演を聴くことができそうなので、今から楽しみにしています。
2010/09/29
鵜殿篤
著者は、最近の事件が若年化・凶悪化していると間違った上、「おそらくわれわれの伝統的な社会は、独自の価値観によってその殺意をコントロールしてきたはずです。」(156頁)と、間違いを重ねる。明らかにウソだ。平安後期から鎌倉時代は、殺伐たる殺し合いの時代だった。戦国時代の大量殺人や切腹など分からない人命軽視をどう理解するのか。江戸時代だって、些細なことから簡単に命のやりとりをしていたのが日本人だ。間引きなど子殺しが横行していたのも周知の事実だ。忠臣蔵に喝采を送り、幕末の京都でテロ行為を繰り返したのは、日本人だ。
2019/08/04
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