ヒンシュクの達人 (小学館新書 192)
ヒンシュクの達人 (小学館新書 192) / 感想・レビュー
はつばあば
昔からの面食い故、松田 優作さん・ビートたけしさんと皆さんが熱狂されるのがわからんかった。小学生の頃、「大人になってからの顔は自己の歩みし道」と先生から教えられてきた。だけど人は顔に非ずとこの本を読んでこの歳にして認識を新たに。年齢も近いからか「ほんまそうやん!ええかげんにして欲しいわ」と同調することばかり。一旦死を覚悟した者の生き方・・ヘラヘラしている口調だがしっかり日本を見据えている。それが彼の魅力なのだろうなぁ
2018/02/05
山田太郎
なんかぱっと見は、面白そうじゃないけど、読んだら面白かった。視点が違うというかやっぱりたけしの天才性がよくわかるというとなんだかえらそうだな。
2014/04/15
Y2K☮
清水克衛「魂の読書」で紹介されていたのを思い出して再読。とにかくリアリスト。でも清水氏の云っていた「夢」よりも「使命」という考え方が最近しっくり来るから、これも悪くない。人生とはそもそも楽できないモノだし、夢なんてそうそうは叶わぬもの。その現実を受け入れ、縁のあった仕事に励み、その上で他人に迷惑を掛けない範囲で心地良さを探っていく。著者曰く「自分の限界を知っているのが大人」とか。ならば私はまだ子供だ。限界はある。それでも使命を果たしつつどこまでなりたい自分に近づけるか試したい。読んで書いて売る。全部やる。
2017/07/01
sas
やはりこの人の考えていることは含蓄がある。結構暴言をはいているようで、実は物凄く考えてしゃべっているのだ。特に心に残ったのは、震災以降、生き方と死に方に考えてきたという章。悲しみは本来「個人的なもの」であり、一個人にとっては、他人が何万人死ぬことよりも自分の家族が死ぬことのほうが辛いのだ。それを考えて初めて他人の死の辛さが分かるという。全くその通りだと思う。上辺だけの同情は長く続かない。後半は昔からのお笑いネタで笑わせてくれる。
2015/04/19
tapioka
ビートたけしが政治や芸人、軽薄な流行、教育について述べた本。話口調の書きっぷりで読みやすく、あっと言う間に読破しました。やはりこの人は発言に棘があるものの、本質をきちんと捉え見極める能力と、バランス能力に長けた人だと感じました。色々分かって敢えて茶化しているかもしれません。本書では、政治と教育論は是非読んだ方がいいと思います。特に教育論は子供がいる人は納得の内容です。所々、下ネタが入るので、そこは読み飛ばしていいと思います。下ネタ以外のところは、本質を突いており、読む価値ありの良い内容でした。
2015/06/23
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