KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書)

ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書)

ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書)

作家
中野信子
出版社
小学館
発売日
2017-09-28
ISBN
9784098253081
amazonで購入する Kindle版を購入する

ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

鉄之助

注目の脳科学者・中野信子の「いじめ」本だけに、ズバッと切れ味良し。いじめのメカニズムのヒントになった。「いじめ根絶」を訴えて、なんとなく安心することの危険性がよく分かった。

2024/07/07

absinthe

きわめてよい本だと思う。どうしても、いじめを容認しているように誤読する人はいるだろうな。absintheはその昔、人間の行いの説明に遺伝子や生得的な性質を持ち出すのを酷く嫌悪していた時期があり、そのころ読んでいたら糞本の筆頭に挙げていたかもしれない。本書は、豊富な研究成果に基づいているが、結論に至るまでの過程は駆け足に見えるので、反感を持つ人はいるかもしれない。ただ、娘を持つ親としては参考になることがたくさんあった。

2018/05/14

ナイスネイチャ

図書館本。タイトル通り本能的にやめれないと認識すれば解決策が違ってくる。イジメゼロの目標はただ隠蔽の方向に向かう事がよくわかった。昨今の大企業不祥事隠蔽も同様なのかと。起こる事を前提に物事を考える著者の理論は分かりやすく、教育関係者の方に是非とも一読していただきたい。

2018/01/29

『よ♪』

「いじめゼロ」を目指すことで生まれる矛盾──実際にはあったけどなかったことにしよう。不良ゼロ。故障ゼロ。クレームゼロ。大人なら覚えがあるのでは?真実を伝えてイヤな顔をされるのなら隠蔽する。その程度の生きモノだ。…とボクは思ってる。所属する集団を守るために異端を排除する行動─向社会性─はヒトが元々持つ機能だと云う。これにより『制裁行動』をとる。この機能が"健全に"働くために、ヒトは制裁を行うと"快感"を得るらしい。脳の働きとしては『いじめ』もコレと全く同じらしい。とても残念だ。"ニュータイプ"でも目指すか?

2019/08/29

ムーミン

理屈はなるほどと感じました。ただ学校現場におけるいじめ回避策は、より現場の実態に応じた具体的なものが必要。優れた学級経営、生徒指導の実践家とタッグを組んだ、実践編ができるとすばらしいと思いました。

2017/11/12

感想・レビューをもっと見る