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「わかり方」の探究 思索と行動の原点

「わかり方」の探究 思索と行動の原点

「わかり方」の探究 思索と行動の原点

作家
佐伯胖
出版社
小学館
発売日
2004-07-08
ISBN
9784098373604
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「わかり方」の探究 思索と行動の原点 / 感想・レビュー

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那由田 忠

元は1984年本だから古いけれど佐伯さんの話は面白い。やさしい話し方になっているけど教育論としてかなり難しく深い内容となっている。覚えるとかわかるとはどういうことかを考えると難しく、本人自身の状況全体への対応だと言うしかない。最後に置かれた「きめる」は「きまる」できめるでも、決める理由=考え方があって決めるので、個人でも社会でもその人の生きる状況全体に広がっていくのだ。教育のあり方の複雑さ、奥深さに触れたい人には最適な本だと思う。

2021/03/17

ブルーハート

再読だったが、また違う印象を持って読んだ。考えを人に伝えるという視点からと、考えを深めるという視点からの違いか?いや、両者は表裏の関係だろうな。再読もいいなあ。

2017/05/23

邪馬台国

元はだいぶ古い執筆のようだけれど、色あせない面白さだった。コミュニケーションという言葉を解体して、その要素を一つ一つ探究していく様は、とにかく目から鱗。他の本も読んでみたい。

2015/05/30

zhiren

本書は、「わかる」とは何かについて追究し本だ。筆者によれば、「わかる」とは文化的価値の創出であり、受容である。例えば、三平方の定理が「わかる」とは、三平方の定理とい う数千年に及ぶ文化価値を受け継ぐことであり、その「わかり方」は彼独自のものであり、それは次へ引き継ぐべき文化遺産なのだ。……いや、こんな要約ではダメだ。本書の深度はあまりに深く、自分にはまだ本書の底まで潜れるほどの「肺活量」がないことを痛感する。なんと素晴らしく、恐ろしい本だ。

2023/03/14

おーちゃん

わかるとか考えるってことを佐伯さんが一歩深く考えたことを教えてくれる本。メタ記憶と笑うところの内容は感心があった。自分がわかっているかどうかの枠組みっていうのと、おちょけて笑わせてるっていうのは感心を集める必要があるからおこなっているっていう解釈のところと。

2020/03/11

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