結界師 完全版 (3) (少年サンデーコミックススペシャル)
結界師 完全版 (3) (少年サンデーコミックススペシャル) / 感想・レビュー
JACK
☆ 妖に力を与えてしまう烏森の地。結界師の良守と時音はこの地に集まる妖たちを追い払ったり滅ぼしたりする毎日。そんなある日、烏森にウロ様という土地神様が現れる。良守はじいちゃんからウロ様の寝床を修復する仕事を任されるのだが…。自分が何者で、何をしに来たのかさえ分からなくなる「神の領域」の恐ろしさが描かれる完全版第3巻。単純に妖怪退治をするだけでなく、だんだんと物語の幅が広くなり、面白さが増してきました。ウロ様のエピソードのゾッとする感覚は傑作だと思います。オススメ。
2020/07/27
なめねこ
志々尻限登場!!
2021/05/30
サテヒデオ@ダイナミックひとり
前巻までに示した世界観。これを水平方向にも垂直方向にも拡張するエピソードを収録。人であろうと神であろうと妖であろうとそこには思惑があり、それらはそれぞれの存在・立場で織り成される。少年少女は自分を取り巻く世界の物差しに手をのばす。「知る」はきっかけ。やがて「識る」に到る。そのための出会いと別れ。手探りながらも一歩ずつ前に進む。転ぶことも足踏みも赦される、歩みを止めさえしなければ。無鉄砲を含めて、失敗を許容してもらえることが若さの特権だ。まあね、こういうところが「甘い」っていうのだろうけれど、ネ。
2020/08/23
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