とよ田みのる短編集2 イマジン (ゲッサン少年サンデーコミックス)

立花孝志大嫌いおじさん・寺

とよ田みのるの短編漫画集。『金剛寺さんは面倒臭い』の原型となる同名の短編が良い。この本にあるすべての漫画が、傑作長編『金剛寺さんは面倒臭い』に混ぜられている。長編『金剛寺さん…』は仏教的な設定なのだが、そういう人間曼陀羅であるのだと改めて思う。

2020/09/24

akihiko810/アカウント移行中

とよ田みのるの短編漫画集。『金剛寺さんは面倒臭い』の読み切りプロト版が収録。7/10点　　やはり「金剛寺さん」が一番面白い。この短篇集は、傑作長編「金剛寺さん」にいろいろと散りばめられた元がつまっていて楽しい。　とよ田みのるには、読者にこびることなく作品を描いてもらいたいと思う

2022/03/06

新天地

４つの物語が独立しながらも同じ世界の話になっているのが特に面白かった。またこの一冊から作家性や死生観、宗教観、さらにはSF（すこし不思議）まで感じられて楽しかった。この中で一番好きなのは「イマジン」で、最後まで読んでまた最初から読み返すとちがった話に見えてる仕掛けで、さらにこのコミックスのタイトルを眺めて深く感じ入った。どんなかたちでも友達が友達なら大切なのだ。二番目に好きなのは何のことはない題材や展開だったりするが、心のイメージ図や主人公の表情が素晴らしかった「ポテ子さんの豊かでカロリー控え目な食事」

2020/09/12

ふぃー

とよ田さんの作品が好きなので短編集嬉しいッ！！作者あとがきも大好物なので、短編ごとに挟まるあとがきもよきでした。私はやはり「ジュブナイルもの」「中辛」のイマジンが好きかな

2021/04/24

マサトク

名作シリーズ「金剛寺さんは面倒くさい」の元となった短編を含み、世界を同じくする実験的短編集。どれも面白いが、「金剛寺さん」と「私が世界を守ります」が良い。こういう大風呂敷を広げつつ、最終的には人間の善性みたいなものに辿り着くところがとよ田先生の持ち味だと思う。俺はとても好き。

2023/02/05