葬送のフリーレン (5) (少年サンデーコミックス)
葬送のフリーレン (5) (少年サンデーコミックス) / 感想・レビュー
ゼロ
一級魔法使い試験一次試験が終了。これまでのエピソードに比べると1つのエピソードが長く、次は二次試験、その次は三次試験と、あっさりと描くのではなく、ガッツリと描きそう。新キャラが多く登場し、1チーム3人で登場するので、それぞれの見せ場あり。魔法使いのデンケンは、古株ではあるが、試験に合格するのは目的ではなく、村に帰るために合格しようとするのは、権力に目が眩んでないのが良い。また大魔法使いゼーリエが登場するが、フリーレンは言葉を交わしている。この実力者が負けるわけない。小休止では、フェルンが拗ねています。
2023/10/23
33 kouch
腹をくくれ男だろ!殴りあいだ/このデンケンのセリフはベテラン魔法使いとは思えない。試験が終わったあとの各チームの日常に戻ったような生活感がなんかほのぼのしている。いくら狡猾で野心家でも余計な人殺しはしない慈悲のあるタイプは強い。この辺はどこの漫画の世界でも同じか。
2023/12/10
こも 零細企業営業
フリーレン、フェルンのパーティーより試験から出て来たデンケンが謎で良い。人情があり、なるべく人殺しをしないようにして。さらに若いラオフェンを孫のように可愛がり、毒舌なリヒターを嗜めながらも、引っ張って行くのがカッコいい。しかも、リヒターが欲しがっている特権"望む魔法を1つだけ授ける"というのをつまらないと言い。目的は一級魔法使いでないと帰れない故郷に墓参りに帰るためだというのも栄光を掴む為ではないというのが異色で。そんな彼がフリーレンと敵わなくても抵抗し負けて魔力が切れたら。諦めないで他を探すのも良い。
2023/08/19
眠る山猫屋
死闘・・・かと思いきや、優しさの勝つ第一次予選だった(ほっ)。今回フリーレンやフェルンが絡んだ4チームは皆好ましい。あの殺人狂っぽい子も、リアリストな爺さんも、荒んだ風の傭兵も。もちろん命の遣り取りは在るから物語も弛まない絶妙なバランス。フリーレンからみたら、みんな弟子に見えているのかもね。知略とチームを俯瞰して知る事の出来るようになったフリーレンの姿、ちゃんと勇者ヒンメルに重なって見えた。“平和な時代の魔法使い”という言葉、一般的な解釈と違う意味合いが素晴らしく響く。
2021/07/18
南北
1級魔法使いの1次試験とその後の休息期間の話。どちらもおもしろかったが、シュティレに「隕鉄鳥」という漢字を当てるところなどは漫画に一日の長があると思う。音速で飛び、魔力に敏感で魔力探知も困難というシュティレを捕まえるのは偶然の要素が強いようでいてチーム戦として協力する要素を入れているところは興味深かった。1次試験後は、特にリヒターに試験中には見られなかった側面が見られて、こちらも楽しく読むことができた。次巻は2次試験でまた違うチームで競う展開になりそうだ。
2024/04/15
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