星野之宣短編集-龍星- (ビッグコミックススペシャル)
星野之宣短編集-龍星- (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー
ぐうぐう
恐竜と宇宙を題材にした作品を集めた、両A面短編集『龍星』。既読のものもあるが、未発表や単行本初収録作をメインに収めてあり、どちらかと言うとファン向けの内容となっている。目玉は「ビッグコミック」50周年記念として行われた諸星大二郎との対談だろうか。子供の頃、諸星が手塚漫画一辺倒だったのに対し、星野は石ノ森や桑田二郎、川崎のぼるなど、たくさんの漫画を読んでいたというのは、二人の作風を見れば合点がいく。(つづく)
2019/03/09
もくもく
「恐竜」と「宇宙」を題材にした短編マンガが、右開きと左開きで、前後から並んでいるっていう、ちょっと変わった編集の一冊です。初出は70年代~10年代までと幅広く、どれも星野之宣テイストにあふれた傑作短編でした。そうそう、このごろは「雷竜(ブロントザウルス)」って言わないんだよな~。(^o^) 「恐竜教室 ~レックス先生さようなら~」が読めたのが懐かしかったです。今更だけど、「漂流教室」&「チップス先生さようなら」のパロディだからね~。
2019/05/11
5〇5
~歌唱『R.Y.U.S.E.I./三代目 J Soul Brothers』で~ ♪この瞬間に入り込みたいストーリーがある 今の時代だから 恐竜と星を思う 人生一度きりFICTION楽しみたいから今 ※OOH OOH!SAY IT NOW,OOH OOH! 全力でSTARS SHINE 駆けるDINOSAURが OOH OOH!SAY IT 輝いて 星空の下…※(繰り返し)夢中になって駆ける…OOH OOH!SAY IT!STARS SHINE♪
2019/05/20
T.Y.
作者の作品はあまり読んだ覚えがないがふと。「恐竜」と「星」をテーマに、それぞれ縦書きと横書きで両側から読める仕様の短編集。タイムマシンで恐竜を観察してその意外な真相を見る作品からノアの箱舟神話モチーフを一捻りしたSF、半ば擬人化した恐竜たちのコメディまで。星の方も壮大な着想の数々。爆発する恐竜とか、バカとすれすれのSFらしい発想で楽しめた。間には諸星大二郎との対談も収録、内容豊富で良い短編集ではないかと。
2019/03/28
A.Sakurai
多くは再収録だがいくつか単行本未収録作品があり,費用対効果は悪いなぁと思いながらも買わないわけにはいかない.その未収録作品の「雷鳴」は今ではそうは呼ばれなくなった”ブロントザウルス”=カミナリ竜の名前と巨大な竜脚類の謎を見事にまとめた仮説が小気味良い.これが星野作品の味わいだろう.★本書は右綴じだが後半は左綴じである.『SAD GiRL』と連続して綴じが変わる漫画という稀な経験.
2019/03/01
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