善人長屋 (3) (ビッグコミックス)
善人長屋 (3) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
捨て子をめぐるエピソードから始まる『善人長屋』第3巻。中でも、一番印象的なのは、女性の心を持った殿様の話だ。江戸時代にも当然、トランスジェンダーに悩む人はいたわけで、しかもジェンダーレスの概念に乏しい時代にあっては、現在以上にマイノリティーゆえの苦悩を感じていただろうことは想像に難くない。この殿様も、そして捨て子も弱者であり、そういう意味では、善人長屋に住む裏稼業を営む悪人達もまた、弱者である。だからこそ、手を差し伸べることができる。ずっと弱者を描いてきた尾瀬あきらならではの、心打つエピソードだ。
2019/11/18
てつ
ええ話や。赤子の話。犀の子守唄の話。そして魚屋の忠四郎の生い立ちと兄。人情味あふれた巻
2023/01/08
はなちゃん。
兄に逢わせてあげたかったなあ。忠四郎。元犬が元ネタだ
2019/12/27
おりひら
忠四郎が拾った赤ん坊から、自身の過去や、長屋の大店儀右衛門と半造の出会いなどが明らかになる。親子、兄弟、人と人、そんな絆の話し。そして、文吉が再会した人物の哀しい話しは、何が悪いわけでないのだよな~。
2019/11/13
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